青森の食と旅とこころ

青森市民は食べたことがないのにせんべい汁が全国で有名になったワケ~八戸市民の奮闘編~

投稿日:2017年5月30日 更新日:

 

青森が義実家で、いまやネイティブよりも青森に詳しくなった。ライターのhira-nobitaです★

 

東北道のSAでは、お土産品として「せんべい汁」が売られています。

見かけたことありませんか?私が「せんべい汁」を知ったのは、B-1グランプリでいつも上位になるというニュースを見てからです。

実は、私の夫は青森市出身なので食べたことがあると思い込んでいましたが、夫は(その家族も)1度も食べたことがないというのです!

確かに、私の実家会津の「こづゆ」という郷土料理も、会津地方でしか食べられていませんね…(ホタテのダシで美味しいんですよ)。

 

では、せんべい汁がここまで全国に名が知られるようになった経緯は何なのでしょうか?

そして実際には、どの地方でどれくらい食べられているのでしょうか?今回は、そんなせんべい汁の素朴な疑問について調べてみました♪

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八戸市こそB-1グランプリ発祥の地!

 

私に限らず、きっと皆さんも、せんべい汁を知るきっかけとなったのはB-1グランプリでしょう。

一応述べておきますが、その正式名称は「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリ」です。

実は、B-1グランプリの発祥の地は、青森県八戸市であり、第1回大会の主催は「八戸せんべい汁研究所」だったという事実が!!

 

研究所のメンバーが、八戸を盛り上げるために何かできないかと、郷土料理のせんべい汁でPRする方法を相談し、「そうだ、全国大会をやったら盛り上がるのではないか」と思いついたことが始まりなんだって。

地元愛!まちおこしってことですね。

八戸せんべい汁研究所は、第1回目は4位。第2~4回は2位、第5~6回は3位と、上位には食い込むもののグランプリはとれずにいました。

 

しかし、B-1グランプリは年々全国に普及していき、「せんべい汁がまた1位を逃す」というようなニュースも流れました。記憶にある人もいるのでは?

そしてついに第7回(2012年)、はじめてのグランプリをGETし、せんべい汁は全国に知られることに!!

ちなみに、B-1のBはブランドのB。B級グルメというと、多くは「一流ではない」ようなイメージの使われ方をしがちですが、本当は地元ブランドのBだったんですね。

私も知らなかった!これからは今まで以上に、旅先各地のB級グルメを楽しめそうです♪

 

 

せんべい汁が食べられる地域

 

さて、せんべい汁を食べる習慣があるのは、八戸市を中心にした青森県東南部と岩手県北の一部の地域だけ。青森県内でもその他の地域では食べられていません。

せんべい汁は岩手県の「ひっつみ」とも似ています。どちらが先か定かではないのですが、江戸時代後期から食べられていて、ひっつみの代わりにせんべいを入れたのが始まりという説も。

それにしても、青森市内(夫の実家)ではお店やノボリなども一切見かけません。

駅やSAなどではお土産品として売られていますが。私も食べたことありますが、やはりSAのお土産品です。

 

つまり、せんべい汁は青森県全域ではなく、八戸市周辺地域限定のローカルグルメだということ。

それでも、全国の人々に印象が残るようなPRに成功したことは、八戸せんべい汁研究所の功績が大きいですよね!素晴らしい地元愛です!!

 

 

発展!せんべい汁いろいろ

 

せんべい汁の味付けで最もポピュラーなのが、鶏だし・醤油味のスープ。野菜やキノコ、糸コンニャクなどを入れ、せんべいを入れたら、長ネギを散らして食べるのが一般的です。

しかし、B-1グランプリの影響からか、ここ数年、八戸市内で「せんべい汁」を提供する店は100店舗前後と激増し、各店が様々な味を売り出しています。

  • 海の幸が豊富な八戸らしい組み合わせの、魚だし・塩味。また、ウグイなどの川魚を入れる場合も。魚は白身のキンキンやタラ、焼きサバなどを使用。カニやスッポンのスープで出す所まである
  • 馬産地でもある八戸地域の馬肉鍋(桜鍋)も利用しちゃう!具を食べた後、うどんの代わりにせんべいを入れて食べる「せんべいかやき」と呼ばれるものを出す店もあり。他にも、うどんやくずきりを入れる感覚でせんべいを使うこともある

そして、使用するせんべいは、一般的には小麦粉・塩を原料とした「おつゆせんべい」などと呼ばれるもの。

これは、汁物専用に開発されたもので、煮込んでも溶けにくく、食べると独特のモチモチ食感が♪

まれに、ドロドロに溶けてしまったせんべいが入っている場合がありますが、それは偽物です!実は私、市販の「南部せんべい」を使ってせんべい汁を作ったことがあるんです。

案の定、ドロドロになってしまいました。「たかがせんべいでしょ?」と思っている人、それは違いますよ~!!

やはり、八戸市の汁物専用のせんべいであればこそ、あのカリカリッでモチモチッの食感になるのです♪

 

まとめ

 

 

せんべい汁が全国的に有名になったのは、八戸市の努力のたまものでした。

 

  • 八戸せんべい汁研究所が発端で、B-1グランプリが始まった!
  • B-1グランプリによりせんべい汁が全国に知られることとなった
  • 青森県東南部と岩手県北の一部の地域で食べられている
  • 使用するのは汁物専用に開発された独特のモチモチ食感のせんべい
  • 八戸市内の多くの店舗で、様々な味付けのせんべい汁が提供されている

 

私もSAのお土産品だけでなく、八戸市の評判のお店へ出掛けて、本場のせんべい汁を味わいに行ってみようと計画中です♪

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