「こんど男鹿半島に初めて行くので、男鹿半島や秋田周辺でお勧めの観光地やグルメなど教えて下さい。」
「男鹿に行きます!いろいろ観光した後、夜は海鮮で舌づつみを打ちたいと思うのですが、ここ良いよと言うお店を教えてほしい!」
こんにちは☆秋田に住んでいた経験を持つ、ライターのキノコです。
あなたは「秋田」というと、まず何を思い浮かべますか?
よく知られているのは観光だと、「竿灯まつり」。
グルメでは、「あきたこまち」や、郷土料理「きりたんぽ鍋」などではないでしょうか。
あっ!忘れていました。あとは、「なまはげ」が有名ですよね。
この、なまはげの伝説となっている地域が秋田市よりも北西に位置している今回ご紹介する「男鹿半島」です。
観光スポットとして見どころ満載のこの地方ですが、さらに美味しいグルメもあるんですよ。
と、いうことで、今回は男鹿半島イチオシ!の美味しい海鮮グルメについて紹介したいと思います。
それではさっそくですが、おすすめグルメについて聞かせてください。
男鹿半島「入道崎」にある おすすめ海鮮グルメとは?
男鹿半島の中でも一押しのスポットは、半島先端にある「入道崎」です。
ここは灯台の立つ丘に上がると日本海が一望できます。
その灯台の反対側には、おみやげ屋兼お食事処がずらりと並んでいます。
どのお店に入っても、新鮮な海の幸を使ったメニューが沢山あって、選ぶのに迷いますよ。
私のおすすめは、なんと言っても「海鮮ラーメン」と、「なまはげ海鮮丼」!
海鮮ラーメンには、海老やカニの爪などの具材と男鹿の海で採れた岩のりが入っていて、魚介の出汁が効いた優しい味わいになっています。
スープを全部飲み干してしまえるくらい、あっさりしているので、女の子にも食べやすいですよ。
そして、なまはげ丼の方はというと、
- イクラ
- ホタテ
- ウニ
など、人気の具材がたっぷりのった豪華な丼です。
お値段はちょっと高いんですが(汗)、食べてみる価値がありますよ。
岩のり入りのお味噌汁も付いていて、これもとっても美味しいんです。
私には、この「岩のり」について思い出す、チョット懐かしいエピソードがあります。
また、キノコさんの「チョット懐かしいエピソード」も気になるところですね~。それでは少し聞き耳を、、、
男鹿半島海鮮グルメ ~岩のりの思い出~
今から約20年前、高校を卒業したばかりの女の子がこの男鹿半島にやってきました。
実は私なんですけれどね(笑)
右も左も分からない子供が初めて、就職するために選んだ場所。
その場所に向かうため最初に訪れたのがココ「入道崎」の、とあるお食事処でした。
「いらっしゃい!」
元気な声がしました。
ここのマスターですが、スキンヘッドに、ねじり鉢巻き。正に、「タコおやじ」を地で行くような風貌で、とっても親しみやすく愛着のあるオジサンでした。
食事を注文して、運んできてくれた時、
マスター「どこから来たの?観光?」
ワタシ 「就職で来ました。○○ホテルで働くんですよ。」
マスター「あー、あそこは若い子いっぱい雇っているね。でも、なかなか長く勤められる子がいないんだよね。3年でも保てばイイ方だよ。けど、せっかくここまで来たんだから頑張ってチョーダイ!」
その何気ない一言が、知り合いもなく、見知らぬこの土地で暮らしていくことに不安を感じていた私の心を落ち着かせてくれました。
会話の内容自体は大したことはなかったけれど、マスターの人を包み込むような笑顔が、「絶対3年間は頑張って働こう!」と私の心を奮い立たせてくれました。
初めて訪れた土地で話した人が優しい人で良かったと、男鹿半島には素敵な人がたくさんいるんだなと、当時は、かなり勇気づけられました。
食事を終えて、お土産売り場で買い物している時に選んだ「乾燥岩のり」を会計してもらう時、
「サービスしとくよ!」
と値引きしてくれたマスター。安くしてくれただけじゃなく、「この地で頑張れ」というメッセージなんだと思って嬉しかったことを覚えています。
後で知ったことですが入道崎の沢山(たくさん)あるお店の中で、この「タコおやじ」のお店が人気NO1!。それも、ダントツに売り上げがあるんだとか。
さりげない優しさと、人を引き付ける人間味がある証拠ですね。
あなたも入道崎を訪れた際は、ぜひ「タコおやじ」のお店を探してみて下さいね。きっと、良い思い出になりますよ。
・・・すみません。
チョット話しが脱線してしまいましたね。気を取り直して、つづいての男鹿半島海鮮グルメの紹介をお願いします。
これを聞かないと、チョット損しちゃうかも知れないですよ~(笑)
ハタハタ
さて、男鹿といえば「なまはげ」の次に有名なのが、実は「ハタハタ」です。
漢字で書くと「鰰(はたはた)」ですが、魚の神様なんて、なかなか高貴な存在ですよね。
このハタハタ。最も漁獲量の多い時期は11月後半から12月中旬くらいの寒さが厳しくなり始めの季節なんです。
他の季節に獲れることは獲れますが、やはりシーズン時の方が味が良いですね。
ちなみにハタハタは、オスとメスで味わい方が変わります。好みは人それぞれ違うと思いますが、メスのほうが人気があります。
その理由は、メスは「ブリコ」と呼ばれる卵をお腹に沢山詰め込んでいて、これがとっても美味しいから。
調理方法は、魚醤という出汁で作る「しょっつる鍋」や、酒と味噌などを混ぜ合わせたものに魚を漬け込んでから焼く「ハタハタ田楽」などが一般的な食べ方です。
※ハタハタの獲れる男鹿市北浦の地元では、同じような調理法でも、それぞれの家庭で味付けが変わるんですよ。
ちなみに、私は男鹿半島で5年過ごしましたが、ハタハタ料理で一番のおすすめ、それは、「ハタハタのから揚げ」です。
これを食べてからというもの、その斬新な味わいと、食感に見事にハマってしまいました(笑)
ちなみに、ハタハタの唐揚げの調理方法を大まかに説明すると、
- ハタハタ(オス)を開いて内臓を取り出す
- よく洗ってからキッチンペーパーで魚の水分をしっかり取り除く
- から揚げ粉をつけて油で揚げる
だけ、材料のハタハタさえ揃え簡単に調理できてしまうのもポイント高いですね。
と、ココで一つ注意点が!
ハタハタは鱗(うろこ)が無く、ヌルヌルとして扱いづらいので、
- 根気強くさばく
- 魚の水分をしっかり取り除いて油はねを防ぐ
- 揚げ始めは中温で後半の方は高温でカリッと揚げる
ことに留意しましょう。
揚げ物なので当然油を使っていますが、油っけを感じさせず何匹でもサクサク食べられるのは、ハタハタ自体があっさりしているおかげでしょうね!
レモンを絞って、揚げたてにかぶりつくと格別ですよ!
最後に、内容の振り返りと、「まとめ」をお願いします。
まとめ
- 男鹿半島「入道崎」の海鮮グルメは、「海鮮ラーメン」と、「なまはげ海鮮丼」
- 入道崎名物「タコおやじ」は人情に厚い!一度訪れてみると良いかも
- ハタハタは「しょっつる鍋」、「田楽」でも美味しいが一番のおすすめは「唐揚げ」
以上が、男鹿半島のおすすめ海鮮グルメでした。
まだまだ、男鹿の観光とグルメの魅力は尽きません!
もっともっとお知らせしたい情報がありますが、今回はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう!
これからも東北への応援をよろしくおねがいします。
また今回紹介しきれなかった、男鹿の関連情報や、秋田の観光とグルメに関する話題は、こちらの秋田の食と旅とこころからもご覧いただけます。
あわせて読んでいただけましたら幸いです。
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