「両親と乳頭温泉に行くのですが、少し時間があるので角館に行ってみようと思っています。半日しか時間が無いので、短時間で観光できるオススメはありませんか?」
「桜で有名な角館に行きたいのですが、3時間ぐらいの間に桜見物と武家屋敷などを見てランチできたりしますか?」
角館の周辺には、有名な温泉や観光地がたくさんありますね。
温泉なら乳頭温泉や玉川温泉、観光地なら田沢湖など、有名どころがひしめきあっています。
それがゆえに、角館はついつい「立ち寄りどころ」的な扱いになってしまうんですね。
もったいないです。
でも、角館は懐が深いのです。短時間の観光も難なく受け入れてくれる優しい観光地です。
みなさんの旅の参考になればうれしいです。
目次
観光地が武家屋敷なら、お城はどうしたの?
~ちょっとうんちく、角館の歴史~
角館の観光では武家屋敷が見どころのひとつですが、武家屋敷があるのならココは「城下町」のはずです。
城下町っていうのであれば、お城があるはず。
角館城は、別名、小松山城と言います。
戦国時代には戸沢氏の本拠地でしたが、関ヶ原の戦い後の1602年、常陸多賀郡へ転封になった戸沢氏に代わり久保田藩(秋田藩とも言う)に入った佐竹氏の実弟にあたる蘆名義勝が翌1603年に角館城主(城趾は古城山(ふるしろやま))になりました。
しかし、1615年に一国一城令(1つの国には大名が居住する城1つしか持っちゃダメっていう江戸幕府が作った法律)が発令されたために、角館城は廃城となりました。
それでも、佐竹氏は恵まれた方で、出羽国がとっても広いので
- 久保田城
- 大館城
- 横手城
の3つまでは持っていいとされました。
でも角館城はダメって言われて取り壊されました。
のちに城主は麓の屋敷に居住し、防衛のための町割りを強固に行ったとされています。
かつての角館城は、古城山城跡(古城山公園)として残っていますが、城の形跡はほとんどありません。
想像の範囲ですが、城マニアのわたしは、桧木内川と玉川が自然の外堀として機能して城下の水運も良いため城下町を築くのに最適ですし、城自体も丘の上の良い場所に作られたと考えます。
武家屋敷通りの北側にありますよ。
王道の武家屋敷めぐりコース
~微妙なクランクに城下町を感じます~
角館観光の王道と言ったら、武家屋敷巡りです。
駅前の通りを真っすぐ進み、突き当りを右に曲がります。
左側にセブンイレブンがある交差点を渡ったら、そこからが武家屋敷エリアです。
角館の城下町では、道路の幅員を広げて下水を整備し、火事対策として東西に貫く形で中央に土塁を築いた「火除け地」をつくり、その北側を武士の居住区である「内町(うちまち)」、南側を町人の居住地である「外町(とまち)」としました。
ここは武得屋敷エリアなので、火除け地の北側の武士の居住区である内町です。
さて、ここから一気に武家屋敷を見ていきます。
時間に応じてスキップしたり、どこか2,3か所を集中的に見てもいいですよ。
①小田野家(おだのけ)
武術によって仕えていたため、かつては門を入った右側に道場がありました。
伝統的な庭園が特徴の中級武士の屋敷です。
小野田家 施設情報
営業時間 : 9:00~16:30
定休日 : 12月~4月中旬休館
入館料金 : 無料
②河原田家(かわらだけ)
蘆名氏が会津を治めていた時代からの譜代の家柄で、後に佐竹氏に仕えました。
屋敷は江戸時代の武家屋敷建築様式をそのまま受け継いでおり、表座敷にはこの地方の書院造りの様式が残されています。
河原田家 施設情報
営業時間 : 9:00~16:30
定休日 : 12月~4月中旬休館
入館料金 : 無料
③角館武家屋敷資料館
建物自体は米蔵を改造したもので、館内では江戸時代の武具や古文書のほか、生活用品などが展示されています。
正直、特に「角館だから」という感じは薄いので、江戸時代の武士の生活に興味が無かったらスルーしてもよいかもしれません。
角館武家屋敷資料館 施設情報
営業時間 : 9:00~16:30
定休日 : 不定休
入館料金 : 300円
④岩橋家(いわはしけ)
元々は蘆名氏の重臣で、蘆名氏が絶えた後は佐竹氏に仕えた家柄です。
屋敷は江戸時代末期に改造されて、屋根も茅葺きから木羽葺きに変えられたそうです。
角館の中級武士の屋敷として、間取りなどに典型的な形を残しています。
樹齢300年以上の柏の木がこの家のシンボルです。
映画「たそがれ清兵衛」の撮影場所だそうですよ。
岩橋家 施設情報
営業時間 : 9:00~16:30
定休日 : 4月1日~4月中旬
入館料金 : 無料
⑤松本家(まつもとけ)★
岩橋家から青柳家に移動する時に、一本裏手の通りを寄り道をする感じの場所にあるので、少しわかりづらい場所にあります(喫茶ねずねこの角を曲がって、公衆トイレの近くです)。
松本家は、佐竹氏の国替えとともに秋田へやってきました。
柴垣で囲まれた屋敷は小さくてかわいい建物ですが、茅葺き屋根に武家の面影を残しています。
現在は春から秋にかけてイタヤ細工の実演が行われています。
イタヤ細工って何だろうって思っていませんか?
イタヤ細工は、こんな商品です。
こちらも、映画「たそがれ清兵衛」の撮影場所なんだそうですよ。
松本家 施設情報
営業時間 : 9:00~16:30
定休日 : 11月初旬~4月中旬休館
入館料金 : 無料
⑥青柳家(あおやぎけ)★
もともと蘆名氏の優力な武将でしたが、蘆名氏が絶えた後は佐竹氏に仕えました。
屋敷はこれまで見てきた屋敷よりも広くて、敷地の入口に薬医門、道沿いには武者窓とよばれるのぞき窓のついた造りになっています。
敷地内の展示館は、代々伝えられた武具や美術品などの公開施設になっています。
三千坪の屋敷内に六つの資料館があり、角館武家屋敷の象徴的な存在です。
ここは、見ておいた方がいいでしょう。
映画「隠し剣鬼の爪」の撮影場所となりました。
青柳家 施設情報
営業時間 : 4月1日~11月30日まで 9:00~17:00
12月1日~3月31日まで 9:00~16:00
定休日 : なし
入館料金 : 大人 500円
⑦石黒家(いしぐろけ)★
現在も子孫となるご家族が住みながら、江戸時代以降の伝統的日本文化を後世に伝えるために案内等を行っている施設です。
石黒家は佐竹氏に仕え、財政関係の役職についていた家柄です。
茅葺き屋根の母屋とのぞき窓のついた黒板塀、正玄関と脇玄関を備えて武家の高い格式を示しながら簡素な佇まいとなっています。
現存する角館の武家屋敷の中で、格式が一番高い家柄の屋敷です。こちらの施設も必見です。
石黒家 施設情報
営業時間 : 9:00~17:00
定休日 : なし
入館料金 : 大人 400円
⑧旧 石黒(恵)家
旧石黒(恵)家は、昭和10年に設計・建築されており、⑦の「石黒家」の分家にあたります。
内部は、在来の和風住宅に洋風を加味した西洋間を加え、モダンな和洋折衷の造りが特徴です。
江戸~昭和と時代が移り、それと共に住宅の形態を変遷している様子がわかる施設です。
旧 石黒(恵)家 施設情報
営業時間 : 9:00~16:30
定休日 : 月曜日
入館料金 : 無料
⑨小野崎家(おのざきけ)
武家屋敷通りの最北に位置し、屋敷の形態から当時の上級武士であったことが明らかにされています。
ご子孫の所有する屋敷間取り図をもとに、平成12年に復元されました。
現在は公民館、武道館として活用されています。
小野崎家 施設情報
営業時間 : 9:00~16:30
定休日 : 土・日・祝・年末年始
入館料金 : 無料
これが城下町の特徴です。
敵が攻めてきた時に、クランクがあることによって攻めるスピードが弱められ、さらに味方が敵を攻撃できるポイントを作っているのです。
この町割りが作られたのは徳川秀忠の時代です。
城が無くなって丸腰になったのですから、こうした守りを固めることは大切だったのですね。
ツウなら知っている、もうひとつの武家屋敷巡りコース
~田町武家屋敷通りもかっこいいぞ!~
蘆名氏が1620年に町造りをした時に、内町の武家屋敷群とは別に、町の南側地区「田町」にも80旗の武士が住む事になりました。
彼らは、元から秋田藩主佐竹氏直臣から禄を貰った武士でした。
田町武家屋敷は、国の保存地区には指定されていませんが、昔から残る黒板塀、春の桜、秋の紅葉は、十分に見応えがあります(しかも駅に近い!)。
この通りをブラブラするだけでも雰囲気がいいです。
①あきた角館西宮家
西宮家のある田町は、角館のもう一つの武家屋敷通りです。
ここ西宮家には明治期から大正時代に建てられた五棟の蔵があり、中は
- レストラン
- ギャラリー
- 古布
- 陶磁器
- 和紙
- 漬物
等の販売をしています。
母屋のお座敷では、お抹茶やおしるこをいただけます。
あきた角館西宮家 施設情報
営業時間 : 10:00~17:00
定休日 : なし
入館料金 : 無料
②潮社記念文学館
角館町出身である佐藤義亮と、彼が創設した新潮社の業績にちなんで建てられました。
館内の展示は新潮社のあゆみをたどりつつ、明治以降の日本近代文学に触れることができるように展示・構成されています。
わたしのように、文学好きの人だったら楽しいと思いますよ。
潮社記念文学館 施設情報
営業時間 : 4月1日~11月30日まで 9:00~17:00 12月1日~3月31日まで 9:00~16:30
定休日 : 毎週月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)
入館料金 : 大人 300円
実は入館料は、角館にある
- 角館樺細工伝承館
- 平福記念美術館
- 新潮社記念文学館
の3つの施設のうち2つに行くのであれば、「2館共通権」というのがありますし、3つとも行くつもりであれば「3館共通券」というのもあります。
③太田家の洋館
太田家は仙北地方の大地主だった家柄で、 田町武家屋敷通りには太田家の洋館が残っています(中は非公開)。
外町散策コース
~商人の町には蔵や古い商家跡がいい感じに残っている~
「外町(とまち)」は、武家屋敷が立ち並ぶ「内町(うちまち)」と対照的に、商家などの町並みが続き、歴史を感じさせます。
古い建物や土蔵も数多く残っており、現在でもこうした建物や空間を大切にしながら、店舗やレストランなどに活用されています。
①安藤醸造元本店
レンガ作りが印象的なこちらの建物は、秋田を代表する味噌・醤油の醸造元です。
蔵座敷としては東北地方現存最古のものです。
通りに面した蔵は、外町(商人町)の度重なる大火に学び1891年に建てられたものです。
角館町白岩にて焼成された煉瓦を使用しており、現在蔵座敷の中が公開されています。
- 味噌
- 醤油
- 漬物
の試食・販売もありますよ。
②太田家
安藤味噌醤油醸造元の向かいにあるのが太田家です。
太田家は仙北地方の大地主だった家柄で、内蔵のある家屋敷は、1本向こうの通りである田町武家屋敷通りまで続いています。
反対側の田町武家屋敷通りには、太田家の洋館が残っており、そちらも必見ですよ。
③五井家
五井家は藩政時代には、豪商で藩の御用商人でした。
- 呉服
- 木材
- 米殻
等の商売をしたあとに酒造業に転じ、現在の店舗の奥に酒蔵が内蔵として残されています。
この五井家は解体新書の解体図を描いた小田野直武が平賀源内に出会った場所なんだそうですよ。
角館の立ち寄りスポットの王道は、見る、食べる、浸かる
~雨が降った時に避難的にも使えるスポット~
せっかく街歩きをしようとしたのに、大雨だったり、急に寒くなっちゃったら、気分もダダ下がりですよね。
そんなときに使える観光スポットをご紹介しましょう。
①角館温泉 花葉館
温泉は大浴場をはじめ、
- 露天風呂
- 泡風呂
- ミストサウナ
などがあります。
宿泊施設もありますが、日帰り利用ももちろん可能です。
駅から無料シャトルバスがあります。
角館温泉 花葉館 ★泉質・効能
源泉温度:40℃
成 分:アルカリ性-カルシウム-ナトリウム硫酸塩泉
効 能:動脈硬化症・火傷・切り傷
時 間:日帰り入浴 9:00~22:00
料 金:日帰り入浴 一般(中学生以上)400円、小学生200円、未就学児無料
②アンティーク雑貨と喫茶 ねずねこ
武家屋敷散策のついでにふらっと行きたい、大正ロマン風カフェ&アンティーク雑貨販売のお店です。
熟成深煎豆をネルドリップで丁寧に仕上げたコーヒーがいただけます。テラス席ではペットも可。
アンティーク雑貨と喫茶ねずねこ 施設情報
営業時間 : 10:00~17:00
定休日 : 不定休
③角館地そば そばきり長助
そばを作っている農家さんが、そのまま蕎麦屋を営んでいると言う面白いお店。
もちろん、自家栽培、石臼自家製粉の手打ち十割そばがいただけます。
角館地そば そばきり長助 施設情報
営業時間 : 11:00~16:00(冬季は15:00まで)
定休日 : 毎火曜日
④古泉洞
江戸時代に角館の子どもたちの「寺子屋」として利用されていた建物を、現在の場所に移築し、店舗として一部増改築したそうです。
秋田名物の「稲庭うどん」を是非ご賞味ください。
古泉洞 施設情報
営業時間 : 9:00~16:30
定休日 : 不定休
⑤仙北市立 角館樺細工伝承館
樺細工が国の伝統的工芸品の指定を受けたのを契機に、振興を図るために開館した施設です。
館内では樺細工の制作実演が行われており、職人の細かな技術を見学することができます。
町の工芸、文化、歴史の関係資料が展示されています。
また、物産館や喫茶室も併設され、ゆっくりと観覧が可能です。
仙北市立 角館樺細工伝承館 施設情報
営業時間 : 4月1日~11月30日まで 9:00~17:00 12月1日~3月31日まで 9:00~16:30
定休日 : 年末年始(12月28日~1月4日)
入館料金 : 大人 300円
ちなみに、樺細工はこんな感じのお品です。きっと見たことあると思いますよ。
角館までのアクセスとエリア内のアクセス
角館を観光するには、鉄道であれば秋田新幹線で「角館」を目指しましょう。
自動車の場合には、秋田自動車道の「大曲I.C」を目指し、そこから国道105号線です。
1.角館まで自動車でのアクセス
角館までの所要時間は、次のとおりです。
- [東北自動車道] 浦和I.C から 約7時間
- [東北自動車道] 仙台宮城I.C から 約3時間5分
2.角館まで鉄道でのアクセス
東京などから行く場合には、秋田新幹線を使いましょう。
角館までの所要時間は次のとおりです。
- 東京から角館まで 3時間12分
- 仙台から角館まで 1時間29分
- 盛岡から角館まで 44分
- 秋田から角館まで 42分
新幹線代をケチって田沢湖線で移動しようとすると、あまりの本数の少なさに絶句します。
ご利用の際には、しっかり時刻表をチェックしてくださいね。
3.角館まで飛行機でのアクセス
秋田空港からは、レンタカーまたはエアポートライナーを利用します。
エアポートライナーは、秋田空港から完全予約制の乗り合いタクシーです。
(電話での予約は乗車前日の17:00まで、インターネットでの予約は乗車前々日の17:00まで)
秋田空港から一度秋田駅まで行き、秋田駅からJRを利用する場合、空港から秋田駅まではバスが利用できます。
秋田空港から秋田駅行きリムジンバス(約40分) 料金 930円
4.角館までバスでのアクセス
東京から秋田まで、深夜高速バスがあります。
移動時間を節約したい場合や交通費を安くするためには、とても有効な手段です。
価格はキャンペーン価格で2,600円から、通常価格で9,700円程度です。
値段がピンキリですよね。シートによって全然値段が変わりますから、しっかりチェックしてくださいね。(深夜の長距離バスは、3列独立シートの方が翌朝の目覚めが良いです。)
このほかにも、藤沢から浜松町バスターミナル経由で直接角館に行ける便もあります。
あまりバーゲン価格にはならない様子ですが、通常価格で9,700円程度です。
3時間55分かかりますが4,100円で秋田駅まで行けます。
時間を取るか、価格を優先するか、ですね。
5.角館エリア内のアクセス
各施設間は、徒歩でも十分回れます。
それでも、時間を節約したり、できるだけたくさんの施設を回りたければ、何か良い方法を考えたくなってしまいます。
正直、タクシーで行くほどの距離ではありません。
- 下田自転車(JR角館駅前徒歩2分) Tel. 0187-53-2894
- 花場タクシー案内所(JR角館駅前徒歩2分) Tel. 0187-53-2131
どちらも1時間300円です。ただし、冬季はやっていません。
情緒を楽しむリッチな旅にしたいなら、人力車なんていうのはどうでしょう。
武家屋敷通りの樺細工伝承館向かいから、乗ることができます。
料金は
- 15分3,000円
- 30分で6,000円
- 60分だと9,000円
で、もちろんガイドもしてくれます。
まとめ
「みちのくの小京都」なんて呼ばれる角館の街歩きは、概ね駅から20~30分程度であることや、各施設が比較的近くにまとまっていることで、旅のちょっとした空き時間をやさしく埋めてくれる場所です。
そんな角館の旅を、最後にきちんと整理してみましょう。
- 城下町である角館は、昔はちゃんとお城があった
- 内町の武家屋敷めぐりは、時間と好みで取捨選択して行きましょう。全部見て回ると3時間近くかかりますよ
- 田町武家屋敷通りは、ちょっと穴場のツウ好みの通り
- 外町の商家もオールドスタイリッシュ
- レンタサイクルや人力車でお好みの旅に仕立てましょう
ところで、角館と言えば「桜」って思っている人は、とっても多いはず。
東北三大桜なのだそうですよ。
角館の桜は2種類あります。
武家屋敷に多く植えられているシダレザクラと、桧木内川堤のソメイヨシノです。
武家屋敷のシダレザクラの歴史は、今から350年ほど前に遡ります。
角館佐竹家の2代目義明の妻が輿入れの際に、京都三条西家から持ってきた嫁入り道具の中に、3本の桜の苗木がありました。
それが元になり、現在まで残る「角館のシダレザクラ」になったと伝えられています。
実は、シダレザクラという品種は存在しません。
「エドヒガンザクラ」がしだれになったもの、つまり、本来上に向かって伸びるはずの枝が下に垂れてしまったものだとされています。
枝先の成長が早くて先端の重みが増し、自然に枝が下に向いてしまったんです。
武家屋敷通りの桜並木の90%以上が、この「エドヒガンザクラ」の変種であるシダレザクラです。
町の中心部を流れる桧木内川堤に咲くソメイヨシノは、花の季節には全長2キロにおよぶ桜のトンネルとなります。
1934年に天皇陛下のご誕生を記念して植えられたのが始まりだそうです。
現在では、国の名勝にも指定されています。
シダレザクラとソメイヨシノ、どちらもそれぞれの魅力がありますよね。
開花時期は、シダレザクラが2~3日早い程度です。
わたしは、次回は桜のシーズンに行こうと思っています。
とても混むらしいのですが、まるっと1日かけてレンタサイクルで遊ぼうと思っています。
今回紹介しきれなかった、秋田の観光とグルメに関する話題は、こちらの秋田の食と旅とこころからもご覧いただけます。
あわせて読んでいただけましたら幸いです。
これからも東北への応援よろしくおねがいします。
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