「両親を連れて、東北に旅行に行こうと計画中です。できれば両親の思い出に残るような有名な温泉に行きたいのですが、とこがいいですか?」
「東北に女友達と旅行に行く予定です。電車で行くのですが、交通の便が良くて観光もできて温泉もある所ってどこかありませんか?」
たまたま夫の実家が青森というだけで、ちょいちょい「東北のオススメ温泉、教えて!」などと職場の同僚に気楽に聞かれて、いつも答えに窮しているmegdigです。
答えに窮するのは、東北があまりにも広く、温泉があまりにもたくさんあるからです。
みなさんのイメージする東北の温泉は、どんなものでしょうか。
一昔前には、ランプの宿とか鄙(ひな)びた雰囲気の湯治場(とうじば)風とか、各種メディアで東北イメージ押しつけ特集があったりもしましたね。
でも、本当はお湯が良いだけでなく、温泉街が楽しかったり、ホスピタリティが良かったり、温泉宿自体で十分楽しめたりするだけでなく、観光地が近くて便利な温泉もあります。
今回は、一度行ったらちょっと自慢したくなる、東北の有名温泉をご紹介します。
蔵王(ざおう)温泉
~有名スキー場だけじゃない、東北温泉ランキングに必ず登場する極楽湯~
出典:http://yamagatakanko.com/gallery/
蔵王と言えば、わたしはスキー場のイメージしか持っていなかったのですが、実は歴史ある温泉の町でもあります。
その開湯は1900年前にもなり、日本武尊の東征にまで遡ります。
この時に従軍していた吉備多賀由が、刺さった毒矢の傷を癒したことにより発見したと言われています。
早くから東北を代表する山岳リゾートとして開発され、温泉街にはホテル・旅館だけでなく、共同浴場のほか日帰り入浴施設もあり、足湯も3か所あります。
★温泉データ
泉熱/45℃~66℃
泉質/硫黄泉(強酸性)
効能/皮膚病、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、筋肉痛、五十肩、など
- 山形駅からバスで約40分
- 仙台駅からバスで約1時間40分
蔵王温泉では、もちろん源泉掛け流しの施設はたくさんありますし、多くの源泉が存在します。
その中でも、源泉そのものに入れる施設があります。
「自噴源泉 すのこの湯 かわらや」と「川原湯共同浴場」の2軒です。
どちらも川原の底から温泉が自噴しているところに、底をすのこ状にした湯舟を設置しています。
直接源泉が足元から湧いているわけです。
「かわらや」さんのお風呂は、大人4人が並んで入れる程度の大きさですが、毎分4,000リットルもの温泉が湯船の下から井戸のごとく湧いてきます。
お湯は透明で、蔵王の他の施設とは異なります。
蔵王のお湯は空気に触れると白く濁るのですが、ここでは直接お湯に入れるので、ほぼ透明なのです。
「かわらや」さんは「日帰り温泉施設」として個室で休憩利用することもできますが、B&Bスタイルの「宿泊施設」として利用することもできます。
乳頭(にゅうとう)温泉
~東北随一の有名秘湯系温泉~
出典:http://www.akitafan.com/photo_dl/guide.html
乳頭温泉、ここでは乳頭温泉郷と言いましょう。
十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓にある七湯の総称で、
- 鶴の湯
- 妙乃湯
- 黒湯温泉
- 蟹場温泉
- 孫六温泉
- 大釜温泉
- 休暇村 乳頭温泉郷
の7軒から構成されます。
7つの温泉宿は異なる源泉を持ち、それぞれが結構離れています。
乳頭温泉郷の中でも「鶴の湯」は最も古い歴史を持ち、かつては秋田藩主の湯治場だった由緒ある温泉だそうです。
みなさんも、茅葺き屋根の「本陣」や白濁した露天風呂の写真は、旅行会社のパンフレットなどでも目にしたことがあると思います。
★温泉データ
[鶴の湯]
泉熱/39℃~46℃
泉質/含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素泉
含硫黄ナトリウム塩化物・炭酸水素泉
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
含重曹・食塩硫化水素泉(源泉が4種類あります)
効能/高血圧、動脈硬化、切傷、やけど、など
[妙乃湯]
泉熱/37℃、56℃
泉質/マグネシウムカルシウム硫酸塩泉
単純泉(源泉が2種類あります)
効能/慢性皮膚病、動脈硬化、きりきず、やけど、神経痛、関節痛、冷え症、など
- 田沢湖駅前からバスで約50分(鶴の湯の場合は、田沢湖駅から乗車するバスの時刻を連絡すると、送迎車が途中の「アルパこまくさバス停まで送迎あり)
もう乳頭温泉では、何も考えずに極上のお湯を堪能してください。
わたしのおすすめのお宿は、歴史を感じていただきたい「鶴の湯」と、女性に人気の一軒宿「妙の湯」です。
「鶴の湯」は、
- 白湯
- 滝の湯
- 黒湯
- 中の湯
の4種類のお湯があり、それぞれ湯触りも色も違います。
日によっても、その色が変化します。
お部屋は湯治タイプから囲炉裏付きの新しい部屋まで、お好みにあわせて選べます。
「妙の湯」は、「金の湯」「銀の湯」の2種類の温泉があります。
「金の湯」はオレンジ色に輝くお湯で、「銀の湯」はほとんど無色透明です。
出典:http://www.akitafan.com/photo_dl/guide.html
オススメの宿情報はコチラ!
⇒妙乃湯
秋保(あきう)温泉
~温泉街で休憩しながら有名旅館をハシゴしよう~
出典:http://digi-photo.pref.miyagi.jp/index.php
「日本三御湯」とも「奥州三名湯」ともいわれる秋保温泉は、古墳時代(531~570年)の頃には当時の欽明天皇の皮膚病を癒したと伝えられており、このとき「名取の御湯」の称号を賜ったと言われています。
伊達政宗公にも愛され、伊達家の入湯場として大切に守られてきました。
★温泉データ
泉熱/24℃~60℃
泉質/ナトリウムカルシウム塩化物泉(施設によって異なります)
効能/リウマチ、神経痛、皮膚病、動脈硬化、冷え症、慢性婦人病、など
- 仙台駅(西口バスプール 8番のりば)からバスで約30~50分(快速で30分)
- JR仙山線愛子駅からバスで約15分
- 仙台空港からバス(仙台西部エアポートライナー)で約45分
各旅館・ホテルから仙台駅までの送迎も有り
施設ごとに源泉が異なるので、泉質も少しづつ異なるそうです。
秋保温泉の多くのホテル・旅館は、日帰り入浴が可能な施設が多く、ランチ付きの日帰り入浴プランや、個室休憩付きのプランなど、種類も豊富に用意されています。
ならば、雰囲気や源泉が異なる施設をハシゴすると、お得な感じがしませんか?
日帰り入浴と宿泊を異なるホテル・旅館で組み合わせ、休憩時間は温泉街でお茶をしたりショッピングをしたりするのがおすすめです。
日帰り入浴におすすめは、
(源泉がナトリウム塩化物泉-低張性弱アルカリ性高温泉で、宿泊はお高めプライスなので日帰り入浴でお得に!)
(源泉がナトリウム・カルシウム・塩化物泉で、お風呂は加水なし・加温なしのこだわりぶり)
出典:http://digi-photo.pref.miyagi.jp/index.php
お泊りのおすすめは、
(源泉がナトリウム塩化物・硫酸塩泉低張性中性高温泉で、夜の露天風呂は雰囲気good!)
です。
休憩時間に行きたいのは、天守閣自然公園にある「カフェ・ロシェ」と地元のスーパー「主婦の店 さいち」です。
「カフェ・ロシェ」はイタリアンのお店です。
旅館で日本料理を満喫しすぎると、なんとなく洋風のモノが食べたくなりませんか?
そんな時に、テラス席もあるこちらのお店で、パスタやピザはいかがでしょうか。
古牧(こまき)温泉
~冬こそおすすめ、カップルにも最適なアトラクション型温泉~
出典:http://www.aptinet.jp/download_display.html
「古牧温泉」と言うと、ちょっと年齢を重ねた人であれば「古牧グランドホテル」を思い出すかもしれません。
あの大規模な温泉ホテルは拡大戦略が裏目に出て、バブル崩壊以降に途絶えた客足に施設の老朽化が追い打ちをかけてしまい、2004年に220億の負債を抱えて経営破たんしました。
現在では、あの星野リゾートにより再建され、「星野リゾート 青森屋」として生まれ変わりました。
「星野リゾート 青森屋」のコンセプトは、青森の魅力をまるごとご体感することにあります。
そのため、バイキングレストランのお食事も地元の食材で地元の料理を用意し、スタッフのみなさんは地元の言葉で話してくれて、
- 青森ねぶた囃子(ばやし)
- 津軽三味線
- 民謡
- スコップ三味線
のショーなどのイベントも満載です。
この冬の間、露天風呂を囲む池にねぶた灯篭が浮かべられており、お風呂に入りながらも青森感満載です。
★温泉データ
泉熱/42℃
泉質/アルカリ性単純温泉
効能/神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性、疲労回復、健康増進等、など
- 青い森鉄道 三沢駅から、無料送迎バスで約5分
- JR八戸駅から、送迎バスで約40分
- JR新青森駅から、送迎バスで約2時間
- 三沢空港から、送迎バスで約20分
- 青森空港から、送迎バスで約2時間30分(バスの発着時刻は確認してください。三沢駅、三沢空港からの利用が便利です。)
星野リゾートでは顧客満足度を非常に重視していますが、この青森屋は星野リゾートの中でも突出して地元「青森」全面に押し出すことによって顧客のニーズを満たしてくれます。
つまり、「青森」を1件のホテル内でまるごと体感できるのです。
お風呂も食事もスタッフもBGMも、「あぁ、青森に旅行に来たんだ」と実感できる仕組みになっています。
また、アクティビティもたくさん用意されており、それに参加するのも楽しいです。
例えば、「季節の馬車~冬~日本初【ストーブ馬車】」は、薪ストーブを搭載した馬車で温まりながら雪化粧をした公園をゆっくり巡ったりできます。
また、「あおもり工房」では金魚ねぷた灯篭作りの他、津軽塗の箸砥ぎや八幡馬の色付け体験もできます。
「≪冬限定≫特別列車「酒のあで雪見列車」」では、青い森鉄道の列車(2両編成)を貸し切りにして車内で青森の地酒3種と停車駅で用意された名産珍味「あで」9種でご機嫌になりながら青森駅まで移動します。
そんな星野リゾート 青森屋でご機嫌な青森の時間を過ごして下さい。
花巻温泉
~東北のイーハトーヴはココ! 観光疲れはおすすめ温泉で癒して~
「花巻温泉」というのは、花巻駅から県道297号線で北西に約8キロほど行った、堂ケ沢山・万寿山の山麓で台川のほとりにある大型ホテルを中心とした温泉地です。
しかし花巻市内には、もっとたくさんの温泉があります。
同じ台川沿いにある、
- 台温泉
- 金矢温泉
豊沢川沿いにある、
- 松倉温泉
- 志戸平温泉
- 渡り温泉
- 大沢温泉
- 山の神温泉
- 高倉山温泉
- 鉛温泉
- 新鉛温泉
の8つの温泉を含めて、「花巻温泉郷」と呼ぶことが多いようです。
ここでは、「花巻温泉郷」の範囲でご案内しますね。
★温泉データ
[花巻温泉]
泉熱/58.7℃
泉質/単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
効能/リウマチ、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、冷え症、胃腸機能の低下、糖尿病、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、ストレスによる諸症状、疲労回復、など
[台温泉]
泉熱/76℃~96℃
泉質/含硫黄-ナトリウム-硫酸塩 ・硫化物泉(塩化水素型)低張性弱アルカリ性高温泉 単純硫黄泉 ナトリウム-塩化物・硫酸塩素(源泉が複数あり)
効能/リウマチ、神経痛、五十肩、打撲、捻挫、冷え症、胃腸機能の低下、糖尿病、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、ストレスによる諸症状、疲労回復、など
[志戸平温泉]
泉熱/60.5℃、73.2℃
泉質/ナトリウム-硫酸塩、塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
単純温泉
効能/浴用:きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症、など
飲用:慢性消化器病、慢性便秘、慢性胆のう炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風
[大沢温泉]
泉熱/51.2℃
泉質/アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
効能/神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、痔疾、冷え性、打撲、捻挫、疲労回復、など
[鉛温泉]
泉熱/57℃
泉質/単純温泉・アルカリ性単純高温泉
効能/神経痛、リウマチ、胃腸病、筋肉痛、関節痛、皮膚病、神経性疾患、婦人病、糖尿病、肥満、痔疾、小児疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、など
JR花巻駅から
- 花巻温泉まで、路線バスで約20分
- 台温泉まで、路線バスで約25分
- 志戸平、大沢温泉まで、路線バスで約25分
- 鉛温泉まで、路線バスで約32分
※送迎バスは、志戸平、大沢、鉛温泉、新鉛温泉まであり
JR新花巻駅から
- 花巻温泉まで、送迎バスで20~30分
- 志戸平温泉まで、送迎バスで約35分
- 大沢温泉まで、送迎バスで約40分
- 鉛温泉まで、送迎バスで約55分
JR仙台駅から
- 各ホテル・旅館までのシャトルバスは要確認。
いわて花巻空港から
- 花巻温泉まで、タクシーで約15分
- 志戸平、大沢、鉛温泉まで、タクシーで約30~40分
花巻での観光といえば、宮沢賢治と高村光太郎の足跡や記念館等を巡ることが多くなると思います。
宮沢賢治は、「銀河鉄道の夜」や「雨ニモマケズ」が有名ですね。そんな賢治に関わる施設が、花巻にはたくさんあります。
賢治ファンなら
- 宮沢賢治記念館
- 宮沢賢治イーハトーブ館・ポランの広場
- 宮沢賢治童話村
- 雨ニモマケズ詩碑・下の畑
- 羅須地人協会
- イギリス海岸
あたりを巡ってはいかがでしょうか。
観光地を巡るのには、坂道が少ないエリアであればレンタサイクルの利用が便利です。
また、期間限定ですが定期観光バスがあります。花巻市内の観光スポットを駅または温泉宿を発着するプランです。
出典:http://www.iwatetabi.jp/downloadimage/image_list.php
会津東山温泉
~観光後にほっと一息、家族連れにもカップルにもやさしい温泉~
出典:http://www.tif.ne.jp/houjin/photo/index.html
会津の奥座敷・東山温泉は、今から約1300年前に名僧・行基によって発見されたと言われています。
伝承によると、三本足の烏に導かれて発見したといいます。
つまり八咫烏(やたがらす)に教えてもらったってことですね。
東山温泉は、会津若松市の中心部から車でわずか10分程度の場所にあり、観光ついでにゆっくりと温泉に浸かるにはもってこいの立地です。
★温泉データ
泉熱/50℃~60℃
泉質/硫酸塩泉(カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉)
効能/リウマチ性疾患・運動器障害・慢性皮膚疾患・創傷・慢性婦人科疾患・更年期障害・動脈硬化症・高血圧症・痛風及び高尿酸血症、など
- JR会津若松駅から、路線バス・タクシーで、約20分
- 市内周遊バス「はいからさん」「あかべぇ」で、35分~40分
何と言っても、会津若松市内を観光してから、ストレス無く移動できるのが東山温泉の魅力です。
鶴ヶ城や会津武家屋敷、レトロな七日町通りを散策して飯盛山(いいもりやま)で白虎隊士をしのんだ足で、東山温泉に行けちゃいます。
また、東山温泉のホテル・旅館はいろいろなタイプがあるので、予算やお好みに応じて選びたい放題です。
出典:http://www.tif.ne.jp/houjin/photo/index.html
わたしのおすすめは、次の3つのお宿です。
- レトロな日本旅館の風情を楽しむなら、向瀧
- 自家源泉のお風呂と、いろいろなタイプのお部屋、更には夕食バイキングもある、ちょっと 欲張り派には、原瀧
- 小さい子供のいる家族連れには、バイキングとリーズナブルな料金設定が魅力の東山グランドホテル
楽しみ方によって、選択肢もさまざまですよ。
酸ケ湯(すかゆ)温泉
~有名だけど、なかなか入る勇気が出ない東北屈指の秘湯~
出典:http://www.aptinet.jp/download_display.html
酸ケ湯温泉は、江戸時代前期の1684年(貞享元年)に地元の狩人によって発見されたと言われています。
1954年(昭和29年)、に国民保養温泉地第1号に指定されています(同時に指定されたのは、四万温泉、日光湯元温泉です)。
名物は、何と言っても「千人風呂」。
その総ヒバ作りの体育館のような広い浴室には、
- 熱湯
- 冷の湯
- 四分六分の湯
- 湯滝
など4つの源泉の異なる浴槽があります。
★温泉データ
泉熱/53.2℃ (熱の湯)
泉質/酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)(緊張低張性温泉)
効能/神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復 きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、など
- JR青森駅から、路線バスで約1時間10分
- JR新青森駅から、路線バスで約1時間20分
- 青森空港から、車で1時間(バスはありません)
なお、宿泊する場合は青森駅より送迎バスがあります。
出典:http://www.aptinet.jp/download_display.html
さて、いったい何が酸ケ湯を「秘湯」化しているのでしょか。
ただ、交通の便が悪いだけではありません。雪深い山奥にあるだけではありません。
その答えは「混浴」にあります。しかも、かなりえぐい。(笑)
千人風呂は、だだっ広い所にボコボコと浴槽があるだけです。
近年、間仕切りができましたが、完全に隔離されているわけではありません。
間仕切りができる前は、脱衣場から女性が入ってくる姿が、湯船に浸かりながら鑑賞できる状態でした。
今では、間仕切りがあるため鑑賞はできませんが、やはり入るには勇気が必要です。
まず、脱衣場から浴室に入ろうと扉を開けると、そこは階段の上です。
階段の下に浴槽があるため、気配を消して階段を静かに降ります。
間仕切りは、一番奥の四分六分の湯の途中まで続いています。
お湯に浸かってしまえば、お湯は白濁していますので体は見えないため、途中で切れてしまうようです。
浴槽のやや女性脱衣場寄りに、男性はあまりこっちに来るな的な看板がありました。
でも、ニヤニヤしながらチラチラ見ている男性は少なからずいるものです。
- 湯あみ着を利用しましょう。1着1000円です。併設されているお土産屋さんに売っています。
- 宿泊する場合は、女性専用時間を利用しましょう。
概ね、浴室内は湯気で視界が悪く、お湯も白濁しています。
自分が思っているほど、他人からは見えないのかもしれません。
わたしは運が良いことに、脱衣場で初めて会ったトレッキング帰りのおばさま達の後ろにくっ付いて入りました。
温泉自体は、濃厚な硫黄の香りです。
ここは勇気を出して、体験してみることをおすすめします。
最後に、コレまでの内容の振り返りと、まとめをおねがいします。
まとめ
東北の有名温泉を、楽しみ方を含めてご案内してきました。
たくさんご案内したので、最後に整理してみたいと思います。
- 蔵王温泉は、山岳リゾートを楽しみながら温泉で体を癒しましょう。できるなら、源泉かけ流しの上を行く源泉そのものを体験してみて!
- 乳頭温泉は、四の五の言わずに秘湯感を感じながら純粋に温泉を楽しみましょう。多様な7軒の宿を制覇してみるのも楽しいはず
- 秋保温泉は、便の良さを十分に活用して、有名温泉宿の日帰り入浴のハシゴを楽しんではどうでしょう。湯あたりしないように、休憩時間には観光してね!
- 古牧温泉は、存分に「青森」を感じてください。その宿の中に、青森がぎゅーっと詰まっていています。
- 花巻温泉は、宮沢賢治、高村幸太郎などの先人の足跡を感じながら、クセの少ない癒しのお湯を楽しみましょう
- 会津東山温泉は、アクセスの良さを利用して会津若松を観光しながら堪能してください。家族連れには、お財布にも優しいです。
- 酸ヶ湯温泉は、女性も勇気を振り絞って体験すべし!
今回ピックアップした温泉は、わたしがおすすめしたい東北の温泉の、ほんの一部です。
出典:http://www.akitafan.com/photo_dl/guide.html
もっともっと、個人的にはご案内したい温泉がたくさんあります。
東北は本当に良い温泉が出るのに、なぜか魅力が全国区ではない所が多すぎます。
またの機会に、楽しみ方、遊び方を含めて東北の温泉をご案内したいと思います。
次回、わたしがゆっくり行きたいのは「新玉川温泉」です。ここのデトックス効果を堪能したいと思っています。
みなさんも、お気に入りの温泉を探しに東北に行ってみませんか?
こちらの参考記事もどうぞ!▷▷
また今回、紹介しきれなかった東北の観光とグルメに関する話題は、こちらの東北の食と旅とこころからもご覧いただけます。