こんにちは。今回も秋田の美味しいモノの話題について語りたいと思います。
秋田県で有名な食べ物とは?
さて、皆さんは「秋田県で有名なたべもの」というと何を思いつきますか?
県外の方にこの質問をすると、結構出てくる答えが
- きりたんぽ
- 比内地鶏
- はたはた
この3つです。確かに有名な食べ物ですね。その次くらいに ”じゅんさい” という食べ物が来ることが多いです。
さて、私は長年秋田に遊びに来た人に聞いて気付いた共通点があります。
なぜか?秋田のスイーツの話って出てこないんですよ。
実は、秋田には知る人ぞ知るスイーツがあるんです!
秋田の人に「秋田の有名な食べ物」と聞けば、かなりの人がこの存在を口に出すし、日常的に話題に昇ることも結構あります。
県外の人にはあまり知られていないのかな?
今回は、そのスイーツについて書いていきますね。
秋田が誇る歴史あるスイーツ
多くの秋田県民に昔から愛されているスイーツ。
その名も ”お菓子のセキト” が昔から作っている「志んこ」という商品です。
秋田県能代市のお菓子屋さんで作っています。
私が幼いころからこんな重箱に入って売っていました。
一見、白玉粉にあんこを絡めただけ?のようにも見えます。
さて、お味は?
見た目と反して食べてみると全然違うんです!
見た目よりすごくおいしいです!(ちょっと失礼かな?(笑))
まず歯ごたえ
地元の人表現を借りると「おモチがきちきち」としていて美味しい(^O^)
きちきち・・・。標準語ではモチモチかなぁ?
けれど、なんだかそれだけの言葉では表現しきないような・・・。
モチモチした中にも砕けたような柔らかさではなく、しっかりした歯ごたえがあり、それでいて硬すぎない。
標準語で「きちきち」を表現するのは難しいです。
方言だと思うので、辞書で「きちきち」を引くと全く違うニュアンスのモノが出てくるし・・・。
硬さについては歯が弱くなった ”おじいさん” 、 ”おばあさん” も食べていたりするのを見かけますから、年配の方でも食べて問題ない!それぐらいの硬さをイメージしてもらえればと思います。
あんこが新鮮!
セキトでは「新鮮なお菓子」と言うキャッチフレーズでこのお菓子を表現していますが、食べてみると「なるほど!」本当に新鮮で感動します。
表現が難しいのですが、フルーツで例えれば、現地でもぎたてを食べるようなフレッシュさ!
- もぎたてのおもち
- もぎたてのあんこ
みたいな表現がぴったりかな。
こればっかりは言葉で表現できない素晴らしさがあるので、ぜひ秋田に来た際には食べてみてください。
志んこの思い出
私が幼いころは、まだ「本日中にお召し上がりください」という表記が書いてありました。
多分、当時はまだ冷凍技術が発達していなかった頃だし、実際に買ったその日、「本日中」に食べないと味がガクッと落ちてしまうから、
そんな事情もあいまって、家族の誰かが「志んこ」をお土産に買って帰ったその日は、それはそれは目を覆いたくなるほどの壮絶な「志んこ」の取り合いが始まります(笑)
「今日食べなかったら、一番おいしいところを逃す!」
「おいしいところを他の家族に譲ってたまるか!」
そんな争奪戦が日々起きていましたね(笑)
現在は冷凍技術が発達し、お土産などで持っていきたい場合は冷凍で買えたり、冷凍で宅配してくれたりします。
初めてお土産で持って帰りたくて、電話で冷凍の「志んこ」をどうしたら美味しく食べられるのか「セキト」の店員さんに電話してみたところ、
私) 「すみません。関東に出かけるので、お土産に志んこを持って帰りたいのですが、冷凍モノはどのようにして食べるとおいしいですか?」
お店)「自然解凍で召し上がるのが一番だと思います。」
私) 「出先で自然解凍している時間がないので、レンジの解凍ボタンではダメでしょうか?」
お店)「自然解凍で召し上がることを強くお勧めします!!!」
この店員さんの言葉に「自然解凍で美味しい志んこを食べてもらいたい」そんな強い熱意を感じました。
お土産で志んこを買うなら
私はだいたい秋田に遊びに行ってお土産で志んこを買うときは、冷凍モノを買って先に家に送ります。
なので、私より先に「志んこ」が到着して家で待っているという事態が多々あり、家族に先に食べられてしまわないか心配になります(汗)
冗談抜きで、それぐらい「志んこ」は人気があり、みんなが欲しがります。
冷凍技術が発達した現在は冷凍モノでも作りたてと美味しさもさほど変わらず、お土産で持って行った先で喜ばれたり、ファンになった人が現地で大量に買っていたり(笑)
いやはや、昔と比べ便利な世の中になりました。
セキトから遠くにお住まいの方が、お土産で「志んこ」を買うのには次の2つの方法がおすすめです。
1.セキトに電話
1つは、直接セキトさんに電話する方法です。
セキトさんには「志んこ」の他、いろんな商品があり、小さな頃からセキトさんに置かれてある品々の美味しさを知っている私的には、
まだまだお勧めしたいものが沢山ありますが、、、そこはひとまず置いといて(笑)
「志んこを冷凍で送ってください」と言うと、ほしいサイズと個数、お届け日や住所なんかを聞かれますので、それらに答えて送ってもらいます。
ちなみにセキトさんの営業時間は午前8時30分~午後18時00(水曜定休)で、割と朝早くからの注文も可能です。
水曜日が定休日ですので水曜日以外に注文をするようにしましょう。
【セキトの連絡先はこちら】
所在地: 〒016-0834 秋田県能代市下内崎63−13
電話: 0185-52-1230
2.西部秋田店のデパ地下で買う
1.セキト以外に、志ンこは西部秋田店の地下で買うことができます。
和菓子売り場の一角に志ンこが売られています。
こちらの営業時間は、午前9時30分〜午後7時までとなっています。
【セキト西部秋田店の連絡先はこちら】
所在地: 〒010-8505 秋田県秋田市中通2丁目6−1 西武 秋田店
電話: 018-832-5111 ext. 9501
まとめ
- 「志んこ」は意外と県外の人には知られていない秋田の和菓子
- 似たようなお菓子は見たことがありますが、こんな歯ごたえと味のするおもちのようなお菓子は私が知る限りでは「志んこ」だけ
- 冷凍で買うことができるので、遠方の方でもお試しいただける
私の経験だけでいうと、和菓子好きの方には結構受けがいいので、ご興味あれば試してみてください。