青森が義実家で、いつしかネイティブよりも青森に詳しくなった。ライターのhira-nobitaです★
私の夫は、青森市出身であります。
そして幸せなことに、彼の家族はグルメであり、実家へ帰省するたびに、美味しいものを食べさせてくれます(笑)
ふと、彼のお兄さんが言いました。「のっけ丼、食べに行きなよ」
「こ、これは!!関東生活で舌を磨き、今は地元で毎日美味しいランチを食べ歩いている、あのお義兄さんのおすすめとあれば、逃してなるものか~!」
ということで、今回は青森市民おすすめの「のっけ丼」を、実際に食べた私がその体験をもとにご紹介していきます。
「のっけ丼」ってどんな“どん”!?
そもそも「のっけ丼」とは。「自分の好きな具材を好きなように丼にのっける」はい、それだけです。ですが、これがなかなか無いシステムだと思いませんか?
皆さんも、旅行先で刺身・寿司・海鮮丼などを食べる機会は多いと思います。
日本は海に囲まれ、どこへ行っても新鮮な魚介類が食べられますからね。
しかし皆さん、迷わず注文出来ますか?私はとっても迷いますよ。
だって、「マグロ丼・ウニ丼・三食丼・海鮮チラシ・etc.うーん、全部食べたい!選べない!!」って思っちゃう。
それに観光客向けの料金は結構高めに設定されているし…。
でも、見つけました!!
自分の好きなものを好きなだけ、安く美味しく、予算内で食べられる、青森市の「のっけ丼」。さあ、自分だけのオリジナル丼を作りに行きましょう!!
青森市民の台所「古川市場 青森魚菜センター」
私たち夫婦が、「古川市場青森魚菜センター」に着いたのは、開店と同時の朝7時。
いよいよここで「のっけ丼」を体験!ワクワクします♪(17時まで営業)
そういえば地方を旅すると、朝食はファーストフードが関の山…なんて土地もあるなぁ。
でも港町では市場を探しちゃう!!とれたて鮮魚、やっぱり食べたいですよね。
この古川市場は、地元の人もよく利用するらしく、魚介類だけではなく、筋子やタラコ、惣菜、肉、漬物など、ご飯のおかずにぴったりな食材がたくさん!
それに青森駅から徒歩6分、フェリー乗り場も近いので、早朝着の旅人などには朝食としてもぜひおすすめです。
ちなみに駐車場はありますが、すぐ満車になるので、近隣の有料パーキングを利用した方が良いでしょう。
絶対ハマる「のっけ」システム
さて、「のっけ丼」のシステムとは?
はじめに、チケットを購入。
一人で10枚と5枚を買うも良し、10枚を二人で分けるも良し。
「遊園地で回数券を使って乗り物にのる感じかな!?」
ではまず、どんぶりご飯を買います。
普通盛はチケット1枚、大盛は2枚。
チケットは、市場の中のお店どこでも利用出来て、だいたいどのお店でも1~3枚分の小皿で商品が並べられています。
各店舗で丼を渡して「これ、くーださい!」と駄菓子屋の子どもみたいにお願いし、津軽弁の店員さんが具材をのっけてくれる。これを色んな店舗で繰り返すのです。
するとだんだん本気モードに。「食をテーマに自分の作品を作る」感覚で、食べる前の「のっける時間」も楽しめるシステムですよ♪
十人十色の「のっけ」方
どんぶりを手にすると、目に付いたものからのっけてしまい、食べるときに「あれ?なんでこんな仕上がりに?」という失敗パターン…。
皆さんも、バイキングなどで同じような経験ありませんか?
例えば夫は肉や揚げ物が好き。空腹だったので、無意識のうちに前沢牛やコロッケを丼にのせておりました。せっかくの鮮魚市場なのに(泣)
また私の場合は、「好きな具をのせていい」という自由さが、逆にプレッシャーとなって、どれが正解か、損はしていないかと考え込んで思考停止(笑)
なので、先に市場内をぐるっと下見してから、もっと肩の力を抜いて、自分の好きなモノをのせるべきだったなあ~と。
しかし、無限の可能性のなかから、自分の食欲が選んで完成した奇跡の1杯は、食べるのも普通の海鮮丼より何倍も楽しかった♪
結果的に、夫婦で1080円チケットを2綴り購入し、夫がごはん大盛と9品・私が普通盛りと7品・しじみ汁を二人で1杯という、非常にコスパの高い食事をいただくことが出来ました。
余談ですが、私たちの隣の席で男性がひとり、青森産無添加の板ウニ1300円を追加購入し、超豪華ウニ丼を作っていたのには、賛辞を送ります。
青森の特産食材をのっけよう
では、せっかくですから、青森ならではの食材をのっけましょう!
私ものっけた、ホタテ・ウニ・イカ・ヒラメ・マグロ・すじこ・青森もずく。
これら全て青森産です!他にも人気のエビ、カニ、サーモン、カンパチ、ホッキ貝、イクラ、しじみ。
挙げたらキリがありませんが、とにかく青森産の新鮮な魚介がおすすめ!!
他にも、青森名物のねぶた漬やイカメンチ、イカ沖漬やナマコなどの珍味も揃っています。
魚が苦手な方も、お惣菜がたくさんあるのでご安心を。
そして青森市は、札幌や小樽と漁場は同じ。北海道からも新鮮な魚介が入荷されるし、しかも築地みたいに混雑もしていない!海鮮市場としては、ものすごい「穴場」なのです。
ちなみに、各店の合間にちょこちょことイートインコーナーがあり、醤油・わさび・箸も揃っていて、食べたり休憩したり、自由に利用出来るようになっていました。
まとめ
青森魚菜センターの「のっけ丼」、おすすめポイントをまとめました。
- 駅から近くて、早朝から営業している
- 自分だけのオリジナル海鮮丼が作れる
- 選んでのっけるシステムも楽しめる
- 地元民もランチで利用するほどの安さ
- 青森特産品を味わえる穴場の鮮魚市場
市場の中をグルグルまわって、自分だけの「わがまま丼」を作って楽しむ。ひとりでも二人でも、家族大勢でも楽しめて、安くて美味しい!もう大満足!!
あなたも青森市に立ち寄る機会があれば、ぜひ味わってみてくださいね♪(ねぶた祭期間・ゴールデンウィーク・年末年始は、混雑する時間もあり)