みなさんは東北新幹線仙台駅の次の停車駅を知っていますか?
一関?盛岡?青森?違う違う!じゃあ何駅?そう古川駅!
新幹線の駅にも、高速道路のインターにも名前があるのに、古川って意外に知られてないんですよね。
古川ってどこ?古川って何があるの?そう思う人は結構多いはず。
古川生まれの筆者にとっては、これが非常につらい。
ミヤギテレビの長寿番組「OH!バンデス」司会のさとう宗幸さんも古川市で育っているのに。
このままでは古川が人々の記憶から消え去ってしまう(?)という危機感から、今回は観光地としての古川とその周辺の魅力を紹介していきたいと思います。
目次
1. 古川ってどんなところ?
宮城県北部の大崎平野の中心にかつて存在していた市です。
かつて存在していたということは・・・
そう!つまり今は市としては存在してません。
2006年に、市町村合併によって現在は大崎市古川に変わってしまいました(知らないのも無理ないか・・・)。でも、古川は大崎市の中でも中心に存在している町です。
江合川と鳴瀬川の豊かな水源によって、農業を中心に発展していきました。ほかにもYKKやアルプス電気など有名な工場もここ古川にはありますよ。
そして、冷凍麺や長持麺でおなじみの宮城シマダヤ株式会社は古川に本社があるんです!すごいでしょう~?行きたくなってきたでしょう~?
では、意外と知られていない古川の魅力をちょっとだけ紹介していきますね。
2. 古川周辺の見どころは?
知名度はイマイチだけど、古川とその周辺には意外と見どころがあるんです!
車で行くなら、東北自動車道で北上して行きましょう。
仙台を過ぎた辺りから少しの間何もありませんが、突然両面に広がるは田園風景と壮大な奥羽山脈。
この景色たるや、もう最高。
冬場に行くと雪をかぶった山脈の景色は何とも言えぬ美しさ。
そのまま古川インターから下に降りていきましょう。
※注意を一つ
山間部を抜けて視界が広がり直線が続くので気持ちよくアクセルを踏んで、ついついスピードオアーバーしてしまいがちですが、冬場の古川~三本木区間は事故多発地帯でもあるので気を付けましょう!楽しく旅をするのには、まずは安全第一ですよ。
前置きはこのくらいにして、さっそく古川周辺のおすすめスポットを紹介しましょう!
3. 古川周辺のおすすめ観光スポット5選!
1. 鳴子温泉
古川インター下りて国道47号線を北西に向かってしばらく行くと、何やら硫黄のにおい。
そうあの有名な鳴子温泉です。
福島の飯坂温泉、同じ宮城県の秋保温泉と並んで奥州三名湯に数えられるこの温泉。
「なるこ」なの?「なるご」なの?とよく言われますが、どちらでも構いませんよ。
ただ、東北出身の人なら分かると思いますが、濁音で話すことが多いので “なるご” とも呼ばれています。
この場所は四季を通じて楽しめますが、おすすめは秋の紅葉シーズンですね。
車はもちろん陸羽東線(奥の細道湯けむりライン)に乗って行っても十分楽しめます。
撮り鉄さんにも乗り鉄さんにもおすすめのスポットです。
2. 化女沼
古川の北部には化女沼というきれいな場所があります。
ここはラムサール条約にも登録された場所で、市民の憩いの場として親しまれています・・・と説明すると「なんだ、ただの湖か」と思いますよね。
でも、ただのきれいな場所じゃないんです、ここは!かつて化女沼レジャーランドという遊園地があったんです。
筆者も子どもの頃に来た記憶があるけど・・・あんまり覚えてないなぁ。
まぁ、今は「廃墟マニア」の人たちが来るということでちょっとしたブームになっているとかいないとか。
廃れた遊園地があるので珍しもの好きの人にはおすすめ(?)のスポットです。
3. 大崎市松山酒ミュージアム
古川から少し東に行ったところにある、酒造りを紹介するミュージアムです。
「やまや」などでよく見かける「一ノ蔵」という日本酒で有名な、あの一ノ蔵酒造さんによって管理・運営されているところですね。
ここは酒造りをテーマとしたミュージアムですが、「お酒が飲めな~い」という人や、子どもでも楽しめる場所です。
館内には、酒造りの道具や酒造行程を説明するパネルなどの展示があったり、人車軌道という人が客車や貨車を押すという何とも荒業な鉄道を紹介したりしている場所があります。
子ども連れの親子なら、子どもは「社会科見学」、お父さんは「美味しいお酒」と、目的が別でも家族で楽しめる場所になっています。
4. 道の駅 三本木 やまなみ
古川から国道4号線を南下して、YKKの大きな工場を横目に過ぎていくと道の駅三本木「やまなみ」があります。
この周辺には鳴瀬川の流れをゆっくり見たり、菜の花やひまわりを楽しんだりできるスポットがあります。心を休ませたい人はぜひ自然を見て癒してくださいね。
そして、ここで忘れていけないのが「ミソルト・ソフトクリーム」。
仙台味噌パウダーとソフトクリームのコラボ。
一日30食限定のようなので、興味ある人は早めに行って食べましょう。
5. イオンタウン古川
4号線を北上して江合川を渡ると、巨大なイオンタウン古川が見えてきます。
開店当時は何もないところに突然巨大なショッピングモール飛び出してきたものだから、たまげたな~。
ここに来れば一通り何でもそろう便利な場所。
筆者も古川に来る時には、必ずここに寄って行きます。
市民の憩いの場所になっていて落ち着くんですよね。
宮城弁の何とも言えない懐かしい感じの会話が聞こえてきて。
お土産も無難なものであれば一通り買えちゃうので、あっ買い忘れたという方もご心配なく。
以上、古川とその周辺の魅力について簡単に紹介してみました。これくらいなら1日あれば回れちゃうのでそんなに負担もなくて楽しい旅になるんじゃないでしょうか?
まとめ
- 古川とは仙台の北部にある宮城県第2の都市大崎市の中心に位置している
- 古川周辺には、鳴子温泉、廃墟と湖、ミュージアム、道の駅、ショッピングモールなど様々な観光スポットがある。しかも、1日あれ見ることができる
どうでしょう~?
行きたくなってきたんじゃないですか?
意外と見どころありの古川。
今回お伝え出来なかった魅力的な食べ物もあるので次回お伝えしたいと思っています。
今回、紹介しきれなかった古川の関連情報や、宮城の観光とグルメに関する話題は、こちらの宮城のおすすめ観光とグルメについて50人の口コミを集めてみた!からもご覧いただけます。
あわせてご覧いただければ幸いです。