「オリンピックボート会場の候補からは外れてしまいましたが、長沼ってどういう場所ですか?」
こんにちは。「未だ癒えない東日本大震災の傷あと。ふるさと東北復興の一助となりたい!」そんな思いからこのブログを立ち上げた、東北在住40年みちのくの達人ことケロスケです。
オリンピックのボート候補会場から惜しくも漏れてしまった”長沼”がある登米市は、僕の故郷(ふるさと)です。
長沼は家から5kmぐらいのところにあり、小さい頃から僕の遊び場でした。
長沼では毎年9月に ”長沼レガッタ” というボートの大会があるのですが、中学のときには、僕も友達とチームを組んで参加していました。
あの頃は、皆で暗くなるまで練習して、帰りに友達の家に寄って遊んだり、まさに青春真っ只中(まっただなか)という感じでしたね。
後に、この長沼をロケ地にした ”はやみ もこみち” さん主演のボートをテーマにした青春ドラマ ”レガッタ 君といた永遠” が放送されていますが、
・・・僕たちとは一切関係がありません(笑)
でも、僕たちもあのドラマみたいに、大会に向けて全力でボートを漕いで練習したり、勝って笑ったり。負けて泣いたりしていたんですよ(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )ウルウル
僕が大人になってからの”長沼”は、デートスポットとして、また、ロードバイクの良いトレーニング場として。
壮年となった今は、かわいい甥っ子たちと、花火を見たり、蓮(はす)祭りに出かけたり。
僕にとって長沼は、 ”人生になくてはならない大切な場所” であり、とても魅力的な場所だと思っています。
今回、惜しくも東京オリンピックボート競技候補地から漏れてしまった ”長沼” ですが、その魅力を僕の力のかぎりお伝えしたいと思います!
目次
長沼ボート場へのアクセスは?
長沼ボート場の場所は、こちらになります。
仙台市から北へ、車でおよそ70km。
県道1号線沿いにある、見晴らしの良い高台にある、とても景観の良い所です (´ω` )
- 車で国道4号線を北上するルートなら:2時間半
- 東北自動車道を北上するルートなら:1時間半
ほどの道のりです。
交通量は控えめで、”渋滞って何?”と言うくらい道が空いていて快適に走行できますが、
坂道が多く冬季は道が凍るため、車で来られる際には、スタッドレスタイヤの装着をオススメします。
最寄り駅は、
- 東北本線の鈍行で来れる新田駅からおよそ:5km
- 同じく東北本線で新幹線の発着駅でもある古川駅からおよそ:30km
主な宿泊施設は、
- ホテルルートイン
- 佐沼サンシャイン
などがあります。
また、長旅を経て到着した後は、ご飯を食べたり、お酒を飲んで楽しめる。
別名 ”北の銀座” と呼ばれる繁華街(笑)
”佐沼5番街” が近くにありますので、飲食も不自由なくお楽しみいただけます。
長沼ボート場と一体となっている長沼フートピア公園では、駐車場も完備で、写真のお店では、軽食や日常雑貨の販売、キャンプ用品の貸し出し、自転車のレンタルを行なっています。
ここで長沼名物 ”ローラー滑り台” を滑るためのダンボールを購入するのをオススメします!
長沼ボート場付近で遊ぶなら
【長沼フートピア公園】
営業時間 8:30~17:00
予約 要予約 キャンプ場利用の場合は要予約(申込みは当日の16:00まで)
料金 キャンプ場
大人(高校生以上) 300円
小・中学生 200円
※オートサイト1区画:3500円別途料金、一般サイト:1テント500円別途料金
ふるさと交流館
大人(高校生以上) 3000円
小・中学生 1500円
※素泊まりのみ
駐車場 ○ 200台 無料
問い合わせ 0220-22-7600
長沼のおすすめポイント 私のベスト5
長沼自体が、周囲約24キロメートルで県内最大の湖沼であり見所ですが、
あえてオススメのランクを付けるなら、
-
5位:ローラー滑り台
-
4位:ロードバイクコース
-
3位:ヴィーナスの湯
-
2位:オランダ風車
-
1位:夕日
でしょうか。
5位から順に解説していきます。
5位. ローラー滑り台
長沼名物であり全長110mにも及ぶこのローラー滑り台は、スピードもかなり出て、例えるとジェットコースターに近い感覚で滑れるので”迫力満点”です!
大人になってから公園に行って滑り台を滑るというのは、人の目もあり滑りたくてもなかなか出来ませんが、ここ長沼のローラー滑り台は、”大人が滑っていても違和感がない”滑り台なので、人の目を気にせずに”思いっきり”滑ることができるので、とても楽しいです。
子どもの頃、日が暮れるまで公園の滑り台で遊んでいて、母親に、 ”もういい加減に帰るよ!” と怒られるまで夢中になって滑っていた。
その楽しい記憶が蘇(よみがえ)ります。
ただし、この滑り台。滑るときに一つ注意してくださいね!
何に注意しなければいけないかと言うと、問題は、その”摩擦力”です。
知らずに滑って後悔する人が多いのですが、ここの滑り台・・・。
”痛いです・゚・(。✖д✖。)・゚・”
”えっ!?滑り台が痛いってどういうこと?_(°ω°」 ∠)”
そんな声が聞こえてきそうですが、なんと、このローラー滑り台。
ダンボールを敷かずに滑ると、摩擦で火傷しそうになります。
特に夏場、薄着で滑るときは要注意です!
油断しているとムキ出しになった肌に、夏の日差しで熱く焼かれた滑り台が食い込みます!(✦ω✦ ┓)
楽く滑り台を滑るために、
- 肌の露出はなるべく控えましょう
- 滑る際には敷物を敷きましょう
冒頭で紹介しました近くの売店で滑り代用のダンボール(100円)も売っていますので、
敷物の準備が無いときは購入をおススメいたします。
4位. ロードバイクコース
すみません、ここのお話だけやる人が限定されるのですが・・・(汗)
興味の無い方は、ここを飛ばして読んでくださいね。
僕は、趣味でロードバイクに乗るのですが、外周21kmある長沼は、とても良いトレーニングコースになっています。
このコースは車がほとんど通らないし、アップダウンもそれほど無いので特に初心者の方にオススメしたいコースです。
さらに、ここにはトレーニングの効果を著しく伸ばしてくれる頼もしい存在がいます。
それは、野生動物たちです( ´◕㉨◕)♥*+(•ө•)
ここ、長沼ボート場の外周コースでは、夏が終わり、秋になると、”カラスが大発生します(๑•﹏•)”
大発生する理由は未だに分かりませんが・・・。
いつぞやは、ロードバイクでカラスの群れの中に突っ込んでいって、
カラスが集団で襲いかかってきたことがあります┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ロードバイクは、全力でペダルを漕げば40km/hぐらいスピードが出るのですが、
そのスピードで走ってもギリギリ追いつかれそうになります。
逃げようと必死でペダルを漕ぐので、非常に良いトレーニングになります╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
また、野良犬も同様に追いかけてきますので、これもまた、トレーニング的にはベリーグッド!( つ•̀ω•́)つ笑
話は変ります。
あまり知名度はありませんが、ここ長沼でも、
春には桜が満開になり、たいへん見ごたえがあります。
写真は、ロードバイクで走っている途中、あまりにキレイだったので、思わずバイクを止め、その場で撮ったものです。
また、夏の夕方、練習のために走っていると、夕涼みのため散歩に出ていたおばあちゃんたちが、
走っている僕の姿を見て、
”がんばれ、がんばれ~(●´∀`)ノ゚+ +゚ヽ(´∀`●)”
と、大きな声援をくれたりもします。
ファンを大切にする僕としては、それにガッツポーズで応えたりして╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
一瞬だけの出来事なのですが、その一声がとても嬉しくてトレーニングが頑張れたりしています(๑´3`๑)
ロードバイクで走っていると、こういう素敵な風景にいくつも出会えます。
3位. ヴィーナスの湯
長沼ボート場の近くには、ヴィーナスの湯という温泉施設があり、ロードバイクで汗をかいた後は、
必ずこのヴィーナスの湯に入って汗を流します。
ヴィーナスの湯はこんなところ
温泉の特徴:
日帰り温泉・日帰り入浴サウナ
効能分類:
筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・捻挫(ねんざ)・挫き(くじき)・消化器病・冷え症
入浴料:
【1日券】大人600円(回数券11枚6.000円) 3歳以上400円
【2時間券】大人500円 3歳以上300円
【夕湯券17:00以降】大人500円 3歳以上300円
2時間券・夕湯券どちらも利用できる回数券11枚つづり 5,000円
営業時間:
10:00-20:50(最終受付20:00)
車にロードバイクを積んで実家を出発し、ここヴィーナスの湯に車を停めて、
ここから長沼をぐるりと一周します。
トレーニング後、すぐに温泉で汗を流せるのでとても助かります╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
このヴィーナスの湯のオススメは、なんと言っても、
”長沼を一望できる景観” ですね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
建物自体が高台に建てられていることと、周りに高い建物が無いので、
たいへん見晴(みは)らしの良い、素晴らしい景観になっています。
冬場は白鳥の飛来なども見られるのでオススメです。
僕は、ここでは必ず、
- サウナに7分以上入る
- かけ湯で汗を洗い流す
- 水風呂に1分以上浸かる
を、5回セットこなすという ”マイ・ルール” を実行しています。
それはもちろん、 ”真冬” になり、外が ”猛吹雪” でも変ることがありません。
が、ここまで来ると最早・・・
”苦行です(・:゚д゚:・)ハァハァ”
なぜ、僕がそのマイ・ルールに拘(こだわ)るようになったのか? と、言うと。
それは、ある先輩の言葉がきっかけでした。
僕には以前、 ”体育会系” の職場に勤めていたときがあり、
日々の肉体疲労がとてもハードで、体がボロボロだった過去があります。
そんな時、勤め先の先輩から進められたのが、この方法でした。
先輩いわく。
“体を温めたり冷やしたりを繰り返すことで、血行がよくなり疲労物質がなくなるんだ(´-ω-`)”
”冷水を浴びると気持ちもサッパリするからケロスケも試してみろ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !”
だそうです。
実際に試すと、
”たしかに疲れがとれたような?Σ⊂(☉ω☉∩)”
そんな気がしました。
それ以来、この方法が気に入るというか? クセになり、今でもこのマイルールを続けています。
あっ!、注意点が一つあります。
ここのシャワーは勢いがかなり強く、全開の状態で浴びるとチョット痛いぐらいに感じます。
シャワーを浴びる前には、はじめにシャワーの勢いを調整することをオススメします。
2位. オランダ風車
長沼のシンボルとして、雄大(ゆうだい)にそびえ立つ風車。
誰が名づけたのかは? 定かではありませんが、地元では ”オランダ風車(正式名称は:白鳥)” と呼ばれています。
このオランダ風車は高さが21mあり、近くで見るとその大きさに圧倒されます。
また高台にあるので、直線距離で5kmほど離れた沼の反対岸(はんたいぎし)からでも見ることができます。
余談ですが、以前長沼でロードバイクのトレーニング中に初めて走ったコースで道に迷ったことがあったんですが、
このオランダ風車が目印となってくれて無事に帰って来る事ができました。それぐらい大きく、目立つ風車です。
また、夏には毎年 ”長沼花火大会(毎年8月13日前後)” が開催されるのですが、
夏の夜。花火に照らされた、この背の高い風車は美しく幻想的な様相(ようそう)を見せてくれます。
このオランダ風車ですが、2011年に起きた東日本大震災の影響で、震災後一時期回らなくなってしまいました(2012年に改修が計画され、2013年6月に改修済みです)。
建物としては一応6階建てなのですが、入れるのは一階の展示室だけ。
よく、
”オランダ風車が回っているところを見たことがない٩(•౪• ٩)”
”動かない構造なんじゃないの?ಠ_ಠ”
なんていう人も居ますが、
僕は震災前に一度だけ、上の階に昇って風車の内部を見たことがあるのですが、エンジニアの僕の目から見ても、ちゃんとした構造で、風車が回転できる仕組みになっていました。
震災後。しばらく止まっていたために、 ”回らない(。ì _ í。)”
というイメージがついてしまったのかも知れませんね・゚・(。✖д✖。)・゚・
1位. 夕日
長沼の ”見所” 、 ”魅力” は、なんと言っても、
”夕暮れ時の、水辺に映(は)える。この静かで美しい夕日” だと、僕は思います。
ここに来て夕日を見ると、何故か?ホッとします。
夕日の美しさに見惚(みと)れ、時を忘れ、ずっと、その場所から動きたくなくなる。
と、言うよりは、離れられなくなります。
ここは、キャンプ場も人気なのですが、おそらく僕と同じ気持ちで、この夕日を見るためだけに遠くから来ている人がきっと何人もいると思います。
それくらい美しい夕日です。
僕は夕日に問います。
- 今日一日を自分らしく生きられたか?
- 自分はあれから、どれぐらい成長しているのか?
- 自分にとっての幸せって何か?
いろんなことを、この夕日を見ながら考え、自分を見つめなおします。
皆さんも、たまには時間を忘れて、ゆっくり夕日を見ながら物思いにふけってみませんか?
いろんな角度から自分を見直せる。
そんな経験ができますよ。
まとめ
長沼ボート場へのアクセスと長沼のおすすめポイントをお伝えしてきました。
惜しくも、東京オリンピック・ボート競技の候補地から漏れてしまった長沼でしたが、
漏れてしまったからといって、その魅力が失われることはありません。
小さい頃から僕を育(はぐく)んでくれた長沼。
この素晴らしい場所が、この記事をきっかけにして、再びオリンピック・ボート競技の候補地に選ばれるような、そんな記事を発信していけるようこれからも頑張っていきます。
今回、紹介しきれなかった長沼に関する話や、宮城の観光とグルメに関する話題は、こちらの宮城の食と旅とこころからもご覧いただけます。
そして何よりも、記事を楽しみにしてくれている読者さんのために、僕はこれからも東北についての情報を発信していきます。
皆さんどうぞよろしくお願いします。
東北への応援よろしくおねがいします。
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