青森が義実家で、いまやネイティブよりも青森の情報に詳しくなった。ライターのhira-nobitaです★
みなさん、青森のお土産といったら、何を思い浮かべますか?
やはり、リンゴでしょうか?
でも「リンゴ」じゃなくても、「ねぶた」と名が付けば、「あ、青森のお土産だ」ってピンときますよね!?
そこで私がオススメしたいのは、その名も「ねぶた漬け」。
実は、夫の実家は青森市なのですが、義父母にいただく定番のお土産品なんです。
え?聞いたことない?…そうですよね、私も結婚して初めて知ったんだもの。
じゃあ、「ねぶた漬け」っていったい何?
きっとネーミングだけでは想像つかないと思いますので、実際に食べた私がその正体をレクチャーしますね♪
ねぶた漬けの基本型
私がねぶた漬けを知らないと言うと、義父母は「え?知らないの?青森ではみんな知ってると思うんだけど…」という困り顔の反応でした。
夫や義父母に言わせれば、青森では知らない人はいないのだそうです。
このねぶた漬け、私はひと口食べたらもう、昆布だしの、醤油の、濃い味で、それはそれは大好きな味!!
具は、数の子・するめ・きゅうり・大根・昆布。
細かく刻まれたそれらが混ざり合い、昆布のねばりが一体感を生みだしています。
大根のシャキシャキ感に、プチプチとした食感の数の子…。
パックから出すだけで、おかずとして食事が成り立つ。
これは、「白米に合うおかずランキング」があったら、間違いなく上位に入るのではないでしょうか♪
ちなみに、代表的なのはヤマモト食品が販売しているもの。
このヤマモト食品では、高級版「特選ねぶた漬け」という商品もあり、通常品よりも数の子の量が多くてゴロゴロと塊が入っています。
義父母からは、絶対こっちの方が美味しいからと、特選をすすめられます。
お取り寄せ可能で、要冷蔵でクール便扱いになります。
青森に行った際にお土産として購入する場合も、持ち帰るより発送した方が鮮度が落ちないと思いますよ。
松前漬け・津軽漬けとの違いは
さてここで、他の地域でも似たような漬物があるのはご存知ですか?
私の地元・福島県でも、「いかにんじん」という「松前漬け」に似たものをよく食べます。
「松前漬け」なら知っているという方も多いのでは?
北海道の道南地方に古くから伝わる、海の三宝といわれるスルメイカ・数の子・昆布を漬け込んだもので、基本的にはここに人参・生姜が入ります。
そして、実は青森には、古くから伝わる「津軽漬け」なるものが存在するんですよ。
ねぶた漬けの原型ともいわれています。数の子は切らずにそのままゴロゴロ入っていて、スルメも柔らかめ。
大根きゅうりは入れません。控えめな優しい味で、お正月に食べるような高級なイメージです。
それに比べると、ねぶた漬けは現代風にアレンジされたものとでも言いましょうか。
海の幸と山の幸がバランスよく入っていて、津軽漬けよりも具が細かくて味はキリッと甘じょっぱく、価格的にも日常的に食べられてGOOD!
他におかずがない時に、白米にのせればOKで、遠慮なくご飯をかき込めます。
こんな風に、他の漬物となんとなく似ていても、ねぶた漬けは青森の家庭の食卓に、そしてお土産として、その地位を確立しているんですよね。
しかし最近では、メーカーによっては明確な区別が無くなってきており、津軽漬けにも大根を入れていたりするところもあるようですが…。
私のおすすめ食べ方ベスト3
ではここで、ねぶた漬けの、私のおすすめの食べ方をご紹介します。
ベタではありますが、やっぱり美味しいのはコレなんですよね~♪
1. 白米
まず、間違いなく一番美味しい食べ方が「そのままご飯にぶっかける」。
それでOK!。箸が止まりません。
味が濃いので、納豆に混ぜたりしても美味しいんですよ~。
2. お酒
これも、間違いなし!!
そのままつまめば、ビールにも日本酒にも合います。
冷奴にのせたり、レタスやサラダ菜に添えるだけで、豪華なおつまみの完成です。
クリームチーズやカマンベールチーズと一緒に食べても最高♪
3. ピザ
たまたま具がなくて思いつきでやってみたら、大成功♪
アンチョビみたいな?歯ごたえのある食感も美味しくて、それから何度も作ってます!
まとめ
これからは、青森のお土産といえばねぶた漬けを思い出してください。
- 具は数の子・するめ・きゅうり・大根・昆布で、細かく刻まれた漬物
- 代表的な販売店はヤマモト食品。「特選ねぶた漬け」がおすすめ
- 松前漬けや津軽漬けとも違う特徴がある
- 価格的にもお土産として手軽に選べる
- ご飯・お酒と相性バッチリ!!アレンジも楽しめる
お子さんも大人もみんなが好きな味で、一度食べたらまた食べたくなります。
まだ食べたことがない人、損してますよ~!!