こんにちは。いつも無計画で「行き当たりばったり旅愛好家のmegdigです」。
餃子って言ったら、宇都宮餃子、浜松餃子はスンナリ出てきますが3つ目はなかなか出てきませんね。
テレビでは3つ目として福岡八幡餃子を挙げている番組を見ましたが、よくある「日本三大○○」の3つ目というのは、ちょいちょい変わって怪しげであることが定説です。
ある金曜日の夜、餃子好きの相棒がテレビを見ながら「餃子食いたいなぁ」などと言うので、週末に餃子を食べに行くことにしました。
しかも、どうせ行くなら今まで食べたことのない「福島円盤餃子を絶対に食べたい!」。
そこで、何も準備をしないまま、行き当たりばったりで餃子を食する日帰り旅に出る事にしました。
今回は、東京から仙台まで日帰りで福島円盤餃子をもちろん含めたご当地餃子をガッツリ食べつくす旅を、餃子好きのみなさんにご紹介したいと思います。
まずは宇都宮餃子で気持ちを盛り上げよう!
餃子と言えば、ビールは付きもの。アルコールで車が運転できないので、今回の旅の交通手段は、もちろん鉄道です。
東京から鉄路で福島に行くのであれば、途中にどうしても無視することができない餃子の都があります。
餃子の旅と銘打つのであれば、宇都宮で餃子を食べて、まずは気分を盛り上げたいところです。
宇都宮でランチにするのであれば、東京を出発するのは早朝である必要もなく、わざわざお金をかけて新幹線に乗る必要もありません。普通に宇都宮線に乗りましょう。
より旅情を感じたいのであれば、少しだけ贅沢をしてグリーン車の利用をオススメします。
ただし、グリーン券はホームで購入しましょうね(窓口で買うより安いです)。
できれば、宇都宮に到着するのは11時半をひとつの目標としましょう。
ランチ時に美味しそうな匂いを嗅ぎながら長い時間並ぶのは、ひどくつらいものです。
このあとの旅程もあるので、お店が混み合う前に行きましょうね。
宇都宮の餃子屋さんは、駅ビルの中にも、駅の周辺にもたくさんあります。
あの有名店みんみんでさえも、駅ビルから出ないで食べられます。
多くの餃子屋さんは駅からのアクセスが劇的に良いので、こんな旅ではたいへん助かります。
宇都宮餃子は、挽肉の他にニラやねぎ、キャベツなどの野菜がたっぷり入ります。
肉汁がじゅわ~、野菜の甘みがほんわりというのが主流です。
餡はお店ごとに違うので時間に余裕のある人は事前に調べて目的のお店に直行してみましょう。
宇都宮餃子は焼き餃子のほか、水餃子や揚げ餃子などのバリエーションが楽しめるのも特色です。
コレとビールがあれば、ゴキゲンになっちゃいますね。でも、ビールの量はほどほどに。
このあと、再び列車に乗って福島まで行くのですから。
さぁ、福島だ! 円盤餃子をガッツリ食うぞ!
宇都宮から福島までは、ダラダラのんびり行くなら東北本線の各駅停車を乗り継いで、急いで豪華に行くなら新幹線で、どちらでも問題ありません。
なぜなら、円盤餃子を食べられる多くのお店は、夕方は5時前後に開店するためです。
それでも5時に行ったら既に行列・・・なんていうこともあるので30分前には並ぶ計算で行きましょう。
福島の円盤餃子発祥のお店は満腹です。
ただし、満腹さんは土日はランチ営業で、餃子が無くなり次第終了です。
他にも駅近で数店舗ありますが、一番駅から近いのは照井 福島駅東口店です。
何と言っても駅ビルの1階なので、アクセスは抜群です。
山女さんも駅から5分程度なので近いですね。
円盤餃子は、大きなお皿に20~30個、ドドーンと乗っています。
「フライパンに並べて一度に焼いて皿に乗せたぞ!」という見た目ですが、そのとおりなんです。
さっき食べたばかりの宇都宮餃子に比べて、一つひとつの大きさは小ぶりです。
満腹さんは一皿30個で1620円、山女さんは一皿20個で1200円、照井さんは一皿22個で1300円(ハーフサイズも有 11個650円)です。
成人男子ならば、一人一皿行けます。
ただし、サイドメニューに目をくれてはいけません。
今日ぐらい、餃子とビールに命をかけましょう(その訳は、あとで記述します)。
白菜やキャベツがたくさん入っており、とっても食べやすくて美味しいです。
胃弱のわたしが翌日も元気だったので、にんにくは入っていなかった思います。
そのかわり、薬味としてにんにくが置いてあります。
好みに合わせて調整できるのがうれしいです。
夜食は仙台で餃子界のニューウェーブあおば餃子にトライしよう!
さて、5時過ぎから円盤餃子とビールをガッツリお腹に収めたとしても、時間はまだ午後6時半にもなっていません。
このまま帰ったら、今はお腹がいっぱいでも、家に帰って寝る前にお腹が減ることは十二分に予想されます。
そこで無謀ではありますが、夜食を食べに仙台に向かいましょう。
新幹線なら、福島から30分で着きます。
18時38分発のやまびこに乗れば、仙台には19時04分に到着ですよ。
ここまで来たら、行かないのはもったいないです!
ここからは、時間との勝負です。
まず仙台に到着したら、最終の新幹線をチェックしましょう。
わたしの場合は、仙台発21時47分の東京行きに乗れば、23時44分に東京に到着するので、これを最終目標としました。
この時間を忘れずに、仙台の街に繰り出しましょう。
もし、「お土産買っておこう」だとか「ずんだシェークが飲みたい」などと思ったら、到着したその足で、ちゃっちゃと済ませてください。
なぜなら、帰る頃にはお店は閉まっているからです。
あおば餃子を提供しているお店の中で、一番仙台駅に近くて、しかも混んでいても回転が速いのは、おそらく牛たん炭焼 利久 名掛丁店ではないかと思います。
ちなみに、わたしはお店に着いてすぐに牛たんとあおば餃子とビールを注文しました。
ここにきて「餃子とビールだけじゃなく牛たんに浮気するとは何事か!」とお思いでしょうが、折角仙台まで来たんだし、入ったお店は牛たん屋さんだし、今日の最後のお店だし、少しぐらいの浮気はお許しください。
でも、浮気をしなかったとしても、ココのあおば餃子には牛たんが入っているんですよ。
あおば餃子は、仙台産雪菜を皮に練りんであるので、見た目にもキレイな緑色をしています。
中の餡にも仙台産の野菜を使っています。
その歴史は非常に浅く、平成22年5月の仙台青葉まつりでお披露目されました。
今、まさに売り出し中のニューウェーブです。
今のうちに食べておいて、話題になった頃に自慢しちゃいましょう。
ところで、雪菜って何?と思って調べたところアブラナ科アブラナ属の野菜とありました。
ってことはただの青菜(菜っ葉)です(山形などの雪国では、雪が降った後に雪室の中に保存して利用する青菜の一般名称だそうです)。
まとめ
それでは、ご当地餃子をガッツリ食べつくす福島円盤餃子を食べに行く旅のポイントをまとめてみましょう。
- 往路は、宇都宮餃子で気分を盛り上げる
- 福島円盤餃子は、個数に惑わされず一人一皿を目安に注文する
- 仙台あおば餃子は、復路の終電の時間を踏まえて手早くサクっとトライする
- 1日で3カ所の餃子を食べるためには、基本的には餃子とビール以外のことは考えないようにする(お腹に収まらなくなります)
ここまで、東京からのアクセスを基準に書いてきましたが、もちろんみなさんの旅の出発点は違うはず。
どうか、いろんなアレンジを考えて楽しんでみてください。
ちゃんと事前に準備をして宿泊することを前提にすると、もっと旅の楽しみも広がります。
例えば、福島円盤餃子を中心に考えるのであれば、飯坂温泉での宿泊と組み合わせると、もっと落ち着いてゆっくり楽しめますし、翌日のランチに違うお店の円盤餃子を食べることもできますね。
みなさんも、たまにはこんなバカバカしい旅をしてみてはいかがですか?
話のネタになること、間違いないですよ。