こんにちは、田舎物書きのきーたんです。
花輪ばやしは秋田の8月を飾る日本三大ばやしの一つですがイメージされるのは、豪華な屋台が練り歩く夜のパレードとお囃子がメインですよね。
しかし、花輪ばやしのイベントは夜だけではないんですよ!
※前回記事 ”鹿角市の祭はねぷたもある!花輪ねぷた2017年の日程を紹介” はこちら>>>
今回はお昼の行事も交えて日程を紹介していきます。
目次
2017年(平成29年度)花輪ばやしの日程
8月19日 1日目
11時:
交通規制開始
12時~13時:
子供パレード
子供パレードのルートは次の通りです。
【ルート】
- 小学校 桝形→MITプラザ(祭典本部)
- 中学校・支援学校 福祉保健センター→MITプラザ(祭典本部)
- さくら保育園 秋田銀行→MITプラザ駐車場
- よつぎ小学校 関善前→MITプラザ(祭典本部)
- わんぱくはうす 関善前→はなわまちなかエリア
上記それぞれのルートで子供たちの屋台、お囃子、踊りが見られます。
よつぎ小学校は鹿角市の国内交流都市の東京葛飾区の小学校です。
17時30分~18時35分:
御旅所詰に向かって出発
18時35分~18時55分:
幸稲荷大神に祭開始の挨拶が行われ、さんさの掛け声も。
またかづの銘酒前で、子供演奏コンクールの審査があります。
18時55分~19時50分:
町踊り
花輪駅前広場で女性たちによる手踊りが披露され、屋台の集合を待ちます。
19時50分~21時:
駅前行事
全町の屋台が駅前のロータリーに並びます。
駅から出てすぐの地点ですから、行事の時の出入りは困難になります。
当日に用件がある時は早めに済ませましょう。
21時~23時15分:
各町内へ
10の町それぞれに一度戻り、日付が変わった直後の朝詰めの準備が行われます。
20日0時~:
朝詰め行事
新田町の桝形に向かって運行が開始されます
3時15分~4時20分:
桝形行事
各町内の神様への奉納曲が演奏され、さんさの掛け声も。
4時20分~6時:
各町内へ
神事が終わって町内にそれぞれ戻ります。
一時休み。
8月20日2日目
14時~19時:
町内自主運行
各町内の詰め所で舞台や踊りが披露されます。
19時~20時40分:
出発
20時~20時40分:
郷土芸能
駅前広場で大湯大太鼓が披露されます。雨天時には中止です。
20時40分~21時30分:
駅前行事
全町の屋台が並んでの運行、お見逃しなく。
21時30分~23時35分:
赤鳥居絵詰
組丁の赤鳥居に向かって運行開始
23時35分~翌0時10分:
赤鳥居行事
幸稲荷大神に祭終了の挨拶。さんさの手打ちも。
0時10分~3時40分:
各町内へ
町内に戻り、上5町は御旅所前で、下5町は福祉保健センター前でそれぞれ囃子・演芸を披露します。
5時:
交通規制解除
日程と共に両面印刷されたペーパーは、あんとらあ、花輪駅前観光案内所(駅舎から出て右、タクシー乗り場近く)で配布されています。
花輪ばやしの駐車場とトイレの場所
花輪ばやしの主催側で指定している駐車場と、仮設トイレの設置場所を記載します。
トイレは混雑すると順番待ちもありますし、複数の場所を事前に確認しておくと安心です。
また、駐車場も無料スペースと有料のスペースがありますので、場所をよく確認して利用しましょう。
鹿角市役所とあんとらあは無料で利用できてスペースも広く、シャトルバスの発着点になっていますので交通機関による移動も便利です。
<無料駐車場>
- 鹿角市役所
- 鹿角地域振興局
- かづの商工会
- 道の駅あんとらあ駐車場
- auショップかづの 近く
<有料駐車場>
- 市民プール向かいのスペース
- 鹿角パークホテル
- 米村駐車場
- 新町駐車場
- コモッセ
- 花輪郵便局
- 鹿角市交流プラザMITプラザ
- 大町
- 市場…六日町の通り側
- 秋田銀行近く
- 組丁赤鳥居付近
- 花輪駅
- JR花輪線 菅原商店の踏切付近
- 久保田地区内
シャトルバス停車場・タクシー乗り場をチェック!
シャトルバスの臨時運行があります。
料金は100円、小学生以下は無料です。
時刻は、市役所とあんとらあ、それぞれ各発着所ともに16時40分~22時20分までの運行で20分おきに出ています。
<あんとらあへ:ルート>
<市役所へ:ルート>
タクシー乗り場:
ドコモショップ鹿角前、国道沿い。市役所は駐車場のスペースも広いのですが、祭の会場の市街地から距離があるので早めに移動しましょう。
子供たちだって負けてない!昼の部門も見に来て!
夜の部門の大人のお囃子に隠れてしまいがちですが、お昼に行われている子供たちのパフォーマンスも日程をチェックしてぜひ見てください。
※動画は金賞・銀賞の子供たちの演技ですが参加した子供たち全員がお昼の暑い日差しの中で頑張って演技を披露しています。
2017年は屋台修復開始の年
よくニュースで報じられる美しい10台の屋台ですが、最近は老朽化が進んでいます。
屋台の装飾は、宮大工の手で作られた細工で大変貴重な作品です。
今年は老朽化した花輪ばやしの屋台の修復作業が始まりました。
まず最初に修復が行われたのが、谷地田町の屋台です。
昭和39年、ちょうど今話題の東京オリンピックが開催された50年前に作られた屋台なんです。
あちこち漆の塗りがはがれたり、傷が付いていた土台と屋根が修理されました。
装飾の部分だけは宮大工の手で作られたものということで、依頼をすると料金が跳ね上がるために手付かずのままとなります。
修理された部分はきれいになり、ピカピカの屋台が見られます。
1台の屋台の修復費用は1000万円。
国と県、市の補助でこれから10年を掛けて修復されていく予定です。
鹿角は元々は銅や金を算出する鉱山があり、大変栄えていた土地でした。
屋台が作られた当時は宮大工に依頼して作ることも可能だったのですが、鉱山が閉山してかつての収入がなくなり、繁栄が信じられない静かな町になっています。
花輪ばやしは日本三大ばやしとして今も賑やかに行われます。
10台の屋台は鹿角が繁栄していた歴史を証明する存在でもあるんですね。
駅前広場と屋台の通りはすごい熱気!
お昼の行事を見る時は日よけになる日傘や、白い薄手の長袖など日差しから肌を守れるよう準備をしていってくださいね。
麦茶とスポーツ飲料など、喉が渇かずにミネラル分も補給出来る飲み物と暑さ対策に必ず保冷剤は持っていきましょう。
せっかくの行事ですから宿泊の予定がある方は明るい時間の行事も楽しみましょう♪
屋台をゆっくり見るならお昼は人通りが少ないので簡単に買い物が出来ます。
カリッとジューシーな焼鳥と冷えた飲み物、ババヘラアイスは太陽の下で食べるのが美味しいです!
夜の行事を見に行く時ならパレードが始まる少し前の午後6時ぐらいまでの明るい時間にしておくのをおすすめします。
暗くなってからは人が集まって歩きにくくなるだけでなく、その場の温度も一気に上がって物凄く暑いです。
体力に自信が無いなら待ち時間は長くなりますが買い物や屋台を混雑前に楽しんでおきましょう。
休憩所はハミングロード大町、駅前の近くで座って過ごすのであればエーコープの店舗の外の自動販売機の設置スペースがおすすめです。
地元の人間の駐車場の利用方法などの記載は以前の、桟敷席の記事を参考にしてみてください。
メインとお囃子だけでなく、日中の子供たちのパフォーマンスと、深夜帯から早朝に行われている朝詰め行事まで全日程の制覇を目指してみましょう。
⇒ 秋田を代表する祭の一つ花輪ばやしを桟敷席で見たい!人数や料金は?
花輪ばやしの全日程を制覇してみませんか?
今回はお昼からの花輪ばやしの全日程を記載しました。
夜のパレードはよく覚えていてもお昼の行事は触れられる機会が少ないです。
特に今年は屋台の修復の開始の年で、年ごとに修復されていく屋台も増えていきます。
花輪ばやしの新しい歴史の1ページのお披露目にぜひ立ち会って下さいね。