山形の食と旅とこころ

山形のそばシリーズ①~唯一無二!北村山地方の太いそばの特徴

投稿日:2017年7月19日 更新日:

 

仕事の関係で山形に住んでいた経験がある。ライターのhira-nobitaです♪

 

私の出身地は福島県会津で、現在住んでいるのは長野県。

どちらもそばが有名で、基本的にはどちらの地域も細めで白色の更科蕎麦が食されています。

私もずっと、更科の細いそばをつるつるっと飲むように食べるのが美味しいと思っていたのだけれど・・・出会ってしまったんです、山形の田舎そばに!!

山形市に住んでいた頃のこと。

山形の北村山地方(村山市・寒河江市など)で食べたそばは、今まで食べたどのそばとも全くの別モノ!!

最初に食べたときは、「え~?これがおそば?」とやや抵抗感がありましたが、2度3度と食べるうちに、どんどんその美味しさのトリコになっていったんです~!

みなさん、山形独特のそば、食べたことありますか?

食べたことある人ならわかる、その美味しさの特徴をぜひご紹介したい!食べてみて欲しい♪

ああ~、山形のそばが食べたくなってきた~!!

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太い!黒い!究極の田舎そば

 

山形を代表するそばは、まずその見た目から違います。

真っ黒で太い!挽きぐるみ粉(そばの実の層を分けないで全部を挽いた粉)が使用されており、そばの風味と食感がそのまま感じられる麺なんです。

 

これぞ、「本物の田舎そば」って感じ!

 

だから、初めてその麺を目にしたとき、更科蕎麦(そばの実の中心部だけを挽いたもので、上品・上質とされてきた)に慣れていた私は、「洗練されてない感じ?やっぱそばは更科じゃない?」なんて上っ面なことを思っていました。

 

・・・いやいや、そば通気取りも甚だしかった未熟な私、お恥ずかしいです。

 

実際に食べてみると、山形の田舎そばは、つるっとすするという感じではなく、黒くて太い硬めの麺を、そば本来の味が出るまでしっかり噛んで食べる!

山形のそばを食べて、そば自体が美味しいんだということを初めて感じました。

つゆはだしで割ってあり、旨味が強い。

更科では、そばを辛めのつゆにちょっとだけつけて食べるけど、山形の場合は太いそばを全部つゆの中に浸して食べるのがちょうど良い♪

だからなのか、つゆが減りやすいので、追いつゆが提供される店が多いですね。

 

この黒くて太いそばの特徴は、山形の北村山地区に顕著に見られます。

この地区では昔から、庶民が手に入りやすいそばを美味しく食べるために工夫し、家庭で食べるものとして姑から嫁に受け継いできました。

だから、山形の、特に北村山地区では、女性のそば打ち職人が多いんですよ!会津や信州のように、職業としてのそば職人が作ってきたそばの歴史とは大きな違いがありますよね。

 

 

山形独自の食べ方「板そば」

 

そばの食べ方って、何が思い浮かびます?

ざる(もり)、せいろ、かけ、あとは天ぷらとかのトッピングかな?鴨つゆとかのアレンジ?

私の場合はというと、基本的には冷たいそば、一般的な「もり」を注文することがほとんどです。

一番そば本来の味が分かる食べ方だと思います。そういう意味でも、ここで紹介する山形の食べ方が気に入っています。

 

それは・・・「板そば」。山形そばの定番の食べ方です。

 

もともとは農作業後の「そば振る舞い」という風習から生まれた、この地の庶民的な食べ方だそうです。

大きな長い板や木箱に、2~3人前のそばを豪快に盛りつけて、みんなで箸をのばします。

私も山形で初めて食べたときはびっくり!!

太いから食べごたえがあり、量もかなり多く、友人と一緒にお腹いっぱい食べました。

そういえば学生の頃、ひとりで板そばを食べちゃう男友達がいたなあ(笑)

男性はチャレンジしてもいいかもしれないけど、山形のそばは普通でも盛りが多いので無理はしないようにしてくださいね。

 

 

夏も冬も!冷たい「肉そば」

 

これまた、山形にしかない食べ方!そして最高に美味しい食べ方!!

山形の特色あるそばだからこそ、この食べ方が合うのでしょう。

鶏ダシの、醤油味の、冷たいそばです。

河北町が発祥といわれていて、地元の人々に愛され続けてきたふるさとの味。

山形市に住んでいたけれど、肉そばを食べるためだけにしょっちゅう河北町へ行ってました(笑)

 

肉そばといっても、チャーシューのように牛や豚が入っているわけではなく、スープのダシに鶏肉(親鳥)を使っています。

そばの上には、ダシをとった後の硬いコリコリした親鳥と、ねぎがのっているだけ。

ザ・シンプル。

でも、旨いの~!!そのスープの美味しさはクセになります!

一度食べたら、絶対にまた食べたくなりますよ。

あっさりなのにこってり、強い旨味、後味さっぱり。う~ん、今すぐ食べたい。。。

 

ついでに言うと、冷たいといっても夏だけではなく、雪が深々と降り積もる寒い冬でも、お客さんのほぼ9割が冷たい肉そばを注文します。

特に町民の方々は週に何度も食べているそうです。これぞ、本当のローカルグルメですよね。

なお、肉そばを提供しているお店は山形市にもたくさんありますから、見かけたら気軽に食べてみてくださいね。

 

 

そばに「げそ天」が当たり前!

 

最後に、山形のそばを愛する者として、これだけは伝えておきたいことがあります。

それは、そばには「げそ天」だということ。

山形の蕎麦屋さんでは、「超定番」の添えものです。リーズナブルで、間違いなく美味しい。

 

山形県以外では、「天盛り」といえば、もりそばに海老や野菜の天ぷらが添えられて出てくるでしょ?

でも、山形で「盛り天」と注文すると、そばに付いてくるのはゲソ天なんです。

これが山形の常識!!

一般的に天ぷらには専用の天つゆがあることが多いですよね。

 

しかし山形の「盛り天」は、そばを食べる合間に、ゲソ天をそばのつゆに浸して食べるんです!つゆに油がちょっと浮いて、これがまた太めのそばと絡んで美味しいんです!!

山形に長く居ると当たり前の光景でしたが、長野市に住んでいる今は一切見られません。

一度あれが日常になってしまったので、今はそれが食べられないことを嘆くことしかできませんが・・・(笑)

 

個人的におすすめするなら、寒河江市にある「ひふみ」というお店。

北村山地方の黒くて太いそば、げそ天、そして肉そばも、トータルで美味しく味わえること間違いなしです!私も次に山形に行ったら、絶対に食べに行きますよ♪

 

まとめ

 

山形を代表する、北村山地方のそばの特徴についてまとめます。

 

  1. 北村山地方の庶民の家庭で受け継がれてきた田舎そば
  2. 挽きぐるみ粉を使用しているので、黒くて太い
  3. 長い板や木箱で2~3人前で出される「板そば」が定番
  4. 鶏ダシが最高!一年中食べる「冷たい肉そば」
  5. 山形のそばには「げそ天」が当たり前

 

今回は、山形のそばについて、基本的な特徴をご紹介しました。

もし、本格的な山形式田舎そばを食べたくなったなら、ぜひ行って欲しい古民家そば屋があります!!

これについては、また次回レポートしていきますのでお楽しみに♪

ケロスケ

hira-nobitaさん、山形の蕎麦について一挙にまとめてくださりありがとうございました♪

仙台にも、ゲソ天蕎麦がありますが、美味しくて僕も大好きです。

天ぷらをつけた後のツユが、さらに蕎麦の良い味を引き出してくれますよね♪

山形には他にも、美味いものや、楽しいスポットがありますので、各詳しい記事を参考にしてぜひ行ってみてくださいね。

ケロスケ
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